文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年2月17日
新型コロナウィルス感染対策でマスクをする機会が増えています。マスク着用が新しい生活様式となりつつある今、その「マスク着用」で困っている方がいることをご存じでしょうか?
それは難聴の方です。難聴の方は、顔の表情や口の動きを見ることで、相手が何を伝えようとしているかを読み取っています。
マスクをすると顔の大半が隠れてしまうため、難聴の方にとって「マスク着用」はコミュニケーションを阻む壁となっています。
難聴でお困りの方と上手に意思疎通をするためには、マスク着用時の難聴の方とのコミュニケーションについて知ることが大切です。
このページでは、難聴の方とのコミュニケーションについてお悩みがある人のために、マスク着用時の難聴の方とのコミュニケーションについて詳しく説明しております。
【目次】
難聴とは、音が聞こえにくくなる、もしくは聞こえなくなる病気です。症状は、少し聞こえづらい「軽度難聴」から、生活に影響が出るほど聞こえにくい「高度難聴」まで様々です。症状を治すことは難しい場合が多く、症状の緩和や進行を遅らせる治療がメインとなります。
難聴でお困りの方は、聞こえが悪いことで日常生活に不便を感じることが増えてきます。人とのコミュニケーションもその中の1つです。
聞こえが悪くなってくると、意思の疎通が難しくなってきます。すると、人と話すことが億劫になり、人との関わりを避けてしまうようになります。それが大きなストレスと感じる方も多くおられます。
難聴には、「突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)」や「音響性難聴(おんきょうせいなんちょう)」や「感音性難聴(かんおんせいなんちょう)」など、原因によりいろいろなタイプがあります。これから高齢化社会が進む日本において、この中でも加齢に伴い進行する「加齢性難聴(かれいせいなんちょう)」の方が増えていくと予想されます。
難聴の方がマスク着用で困ることが、いくつかあります。
(1)相手の口の動きが見えない
私たちは耳から聞こえる音声情報で、相手が何を伝えようとしているかを認識します。難聴の方は、聞こえの足りない部分を、口の動きや表情で読み取って補足しています。
これを数値化するなら「耳+目で100%」です。 マスクで目から見える情報が少なくなってしまうと、それだけ相手が伝えようとしていることを受け取りにくくなってしまうのです。
(2)声がこもって聞き取りにくい
マスクをすると、口の前にちいさな壁があるようなものなので声がこもって聞こえにくくなります。特に高音部は聞きにくくなる傾向にあります。
(3)ソーシャルディスタンスで相手が遠い
感染症対策では、一定距離を保つことが推奨されています。しかし、離れることで聞こえる声のボリュームは小さくなり、周りの音が混じることでさらに聞こえづらくなります。
マスク着用時の難聴の方とのコミュニケーションの仕方を知りましょう。
(1)できるだけ相手の正面に立って会話する
正面に立つことで、目から入る情報が多くなり、届く声も大きくなります。また気持ち的な安心感を与えることが出来ます。
(2)周りの環境に配慮する
音がうるさいものや場所から離れましょう。静かな環境に移動したり、雑音を小さくしたりしましょう。
(3)マスクではなく透明なフェイスシールドなどを使用する
感染予防効果がそれぞれ異なるという研究結果があります。状況により使い分けましょう。透明なフェイスシールドは口の動きが見えるので話す内容が理解しやすくなります。
(4)話すときは、「ゆっくり」・「大きく」・「はっきり」話す
難聴の方が聞き取りやすいように、はっきりとした発音でゆっくり大きめの声で話しましょう。特に女性の声は音が小さいため聞き取りにくくなりますので、注意されると良いです。
(5)筆談・手話・ジェスチャーを利用する
聞こえの程度や場所によっては、筆談・手話・ジェスチャーを利用したほうが良い場合もあります。難聴の方と接する機会が多い方は、紙と筆記具2本(自分用と相手用)を用意しておくとよいでしょう。
難聴の方ができる工夫があります。できることから生活に取り入れてみましょう。
(1)紙と筆記具を持ち歩く
場所や状況によっては、筆談のほうが円滑にコミュニケーションが取れるケースがあります。とくに大事な場面では間違いがあっては大変なので、筆談でのコミュニケーションをおすすめします。
(2)補聴器の音を調整する
補聴器の音を調整することで、相手がマスクを着用していても音が聞き取りやすくなることがあります。補聴器を購入したお店で改善できないか、または医療機関等に相談してみましょう。
当院では難聴でコミュニケーションがとりづらい方のために鍼灸施術による難聴の改善を行っております。
難聴の多くは、内耳と呼ばれる部分の血流・リンパの流れが悪くなる事により生じます。この結果、音を聞くための細胞が正常に働かなくなり難聴が起こります。
また難聴は耳鳴りを伴う事が多くあります。これは同じ場所で原因があるためです。当院の難聴の鍼灸施術では、内耳の血流・リンパの流れの改善を行い、難聴を改善します。
難聴の原因としては、ストレス・疲れ・頑張りすぎによる自律神経の乱れがあります。自律神経のバランスが乱れ、交感神経が強い状態にあると難聴が起こりやすくなります。
また、不安・動機・胃腸障害などの自律神経失調症の症状もでやすくなるのが特徴です。当院の鍼灸施術は薬を用いることなく、自律神経のバランスの乱れを整え、難聴を改善します。
難聴の方の多くに免疫力の低下を見受けられます。免疫力が低下すれば難聴の改善が遅くなります。あまり語られることのない事ですが本当に重要な課題です。
当院の鍼灸施術は免疫力の改善が得意です。生活習慣の改善も含めて行います。
難聴は、コミュニケーションが難しくなる症状です。マスク着用時の難聴の方とのコミュニケーションを知ることにより、難聴の方とのコミュニケーションがスムーズになる事が多くあります。マスク着用時の難聴の方とのコミュニケーションは、すこしのコツと配慮で円滑にすることができます。難聴は原因を見つけ、しっかりと対応することがとても重要です。どうぞあきらめないでください。
兵庫県神戸市西区 EIさん 36歳 女性 主婦
9年程前、ある日突然、低音感音性難聴を発症して以来、体調によって聴力の低下、耳の閉塞感、音の響く感じといった不快症状が出たり治まったり・・・を繰り返してきました。
いつもは2週間程度で治まっていたこれらの症状が、昨年春頃からは全く回復せず、それに加えて秋頃からはふらつき、年末には酷いめまいと耳鳴りまで起こるようになってしまいました。
聴力低下の心配、耳に入る全ての音に対する違和感、めまいがいつ起こるか分からない不安でとても落ち込んでいたのですが、何か良くなる方法はないかとネットで調べるうちに、横幕鍼灸院のHPにたどりつきました。
まず初診時に横幕先生から症状が起こる原因や、回復への道筋を分かりやすく示して頂けました。これまで通ってきた耳鼻咽喉科では、「慣れるしかない、お薬で対処するしかない」と言われていたのすが、横幕先生からは「大丈夫、良くなります」と心強い言葉を頂き、鍼治療は初めてでしたが治療内容や途中経過も納得ができたおかげで、毎回リラックスして治療を受けています。
通い始めて数回はそれほど大きな変化は感じなかったのですが、長年の症状なのでとにかく焦らず前向きに考えるようにし、気がつけばだんだんと症状が和らぎ始め、通院をはじめてから7カ月経った現在は、それぞれの症状が本当に楽になりました。
今でも月に数日、体調や天候の影響を受けて症状が出てしまう事はありますが、長引く事もなく、精神的にも随分元気になりました。治療の痛みもほとんど感じませんし、とても丁寧に施術をして頂いていると感じます。
贅沢かな、とも思いますが、更に良くなるようにこれからもお世話になるつもりです(*^_^*)どうぞよろしくお願いいたします。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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