文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年2月8日
耳鳴りの対応は、原因を特定することで決まります。耳鳴りの対処を始めるのは、基本的に早いほど良いといいます。
病状によっては、緊急性が求められるケースもありますので注意が必要です。
耳鳴りのもとになっている原因に対処すると症状が治まることもあります。耳鳴りの対応法を事前に知ることは、耳鳴りを改善するためにとても大切です。
このページでは、耳鳴りを改善したい方のために、耳鳴りの一般的な対応について詳しく説明しております。
【目次】
鼓膜の破れやけがなどの外傷的なもの、外耳炎や中耳炎には、内服薬や塗布剤で傷ついた患部の炎症を抑える、自然治癒を促す、または外科手術で鼓膜に開いた穴をふさぐ、といったことが中心になります。
難聴からきている耳鳴りには、ビタミン剤などの薬物療法だけでなく、雑音に耳を慣れさせて耳鳴りが気にならなくしていく音響療法や、耳鳴りの現象を受け入れるためのカウンセリング、補聴器で対応することもあります。
メニエール病は内耳におけるリンパ液の増加が原因とされますが、耳鳴りと強度のめまいも生じます。まず、回復するまで安静にすることが大切です。
血管性の耳鳴りでは、血管に障害がある場合に生じますが、耳やその周辺だけの問題とは限りません。そもそも高血圧や動脈硬化などが関係していることもあります
当院では耳鳴りに対して以下の方針で改善を目指します。
耳の内耳と呼ばれる音を感じる部分に炎症などがおこり、耳鳴りを生じる可能性があります。しかしながら、この部分は検査などではわからないことが多いです。
内耳の部分は薬も効きにくい部分なので対応が困難になります。しかしながら、内耳の状態を変える事は、耳鳴りを改善するためには最優先となります。
特に内耳の有毛細胞と呼ばれる音を感じる為の細胞があります。この細胞が炎症などの影響により傷付き敏感となります。このため、有毛細胞の血流を良くする事により耳鳴りの改善を促します。
喉鼻耳の関係
耳鳴りが起こる可能性として、耳鼻咽喉領域の問題を考えます。耳鳴りが起こる前に、風邪をひいていたと言われる方が多いのです。アレルギー性鼻炎や花粉症の方も多くみられます。
咽・鼻の粘膜が弱いと、風邪のウィルスなどが、耳管とよばれる耳につながるトンネルを通って、耳に入ってくることがあります。
この結果、内耳に炎症がおこり、耳鳴りが発生する原因になります。
薬などで、耳の炎症を抑えたとしても、耳鼻咽喉領域に慢性炎症が残る場合があります。このため再発が起こりやすくなります。耳鳴りの症状の改善には、耳鼻咽喉領域を良くする事が重要です。
耳鳴りの症状を改善するためには、免疫力を上げる必要があります。
耳鳴りをお持ちの方の耳鼻咽喉領域の粘膜は、必ずしも良い状態とは言えません。咽鼻粘膜の状態が良くない方は、耳鳴りになりやすくもあります。
では粘膜の状態をよくするには、どうすればよいのでしょうか?内臓の状態を良くする必要があると考えます。
特に、肝臓・小腸は皮膚や粘膜を強化する働きがあります。この部分を調整する事により、粘膜の状態が改善されます。
耳鳴りの原因を、耳だけの問題ととらえず、全身の問題として対応する事が重要です。耳鳴りを改善するには、とても大切な事です。
耳鳴りは自律神経のバランスを乱します。不安・うつ・不眠・めまい・動悸・息苦しさなどの自律神経失調症の症状をお持ちの方も多くおられます。
家事・育児・仕事・勉強などの日常生活にも大きな影響が出ます。
自律神経のバランスが乱れますと耳鳴りが大きくなる悪循環を引き起こします。自律神経の特に交感神経が過敏になりすぎている状態の方が多いので改善が必要です。
特に、耳や脳に異常がないと言われた方は自律神経の乱れが耳鳴りの原因になっていることが多くあります。自律神経を治療する事が耳鳴りの改善にはとても重要です。
耳鳴りは本当につらい病気です。他人から理解されず、良くならないと言われると一人で悩まなくてはなりません。一生このままなのか?と深く悩まれる方も多くおられます。耳鳴りは、原因を見つけ、しっかりと対応することが大切です。どうぞあきらめないでください。
広島県広島市 KKさん 43歳 女性 主婦
ある日突然耳鳴りが始まり、すぐに耳鼻科に行きました。聴力に問題がなかったためビタミン剤を飲みながら様子を見ていましたが、1か月後には聴覚過敏になり、耳の閉塞感もひどくなってきました。
ステロイド剤も飲みましたが、特に変化がなかったので総合病院でMRIとCTの検査をしてもらいましたが、特に問題がありませんでした。副作用のことを考え、ステロイド剤をやめて漢方薬なども飲みましたが効果なし。
耳鼻科の先生もこれ以上できることはなく、症状とうまく付き合っていくしかないとおっしゃるばかりでした。その頃は、特に聴覚過敏のせいで日常生活にかなり支障をきたしていました。食器がぶつかる音はもちろん、ほんの些細な物音でも耳を通り越して脳にパーンと響いてきます。外出するのもかなりつらい状態でした。
これは精神的な問題なのかなと心療内科についてネットで調べていたら偶然、横幕鍼灸院のサイトにたどりつきました。
ここで初めて「耳の病気を治す」という言葉を目にすることができたのです。広島から神戸まで通うことを最初は迷いましたが、このままでは普通の生活ができないと思い、電話をかけてみました。結果、思い切って通うことにして大正解でした。
鍼灸院は初めてでしたが痛みもなく、治療のたびに少しずつ良くなる感じがしました。先生が明確に病状や治療について説明してくださるので精神的にも安心できました。遠方ですがローラー鍼を使うことで毎日治療できることもありがたかったです。今思えば治療を初めて1か月過ぎたころにぐっと音の響きが少なくなったように思います。
耳だけでもなく、膝の痛みも治療していただき本当に助かりました。もともと冷え症気味なのですが、最近は血行も良くなった気がします。まだまだ普通の人より音が響いたり、閉塞感があったりしますがこれからもコツコツ治療を続けて完全に治せたらいいなあと思います。本当にありがとうございました。これからも宜しくお願いします。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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