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低音障害型感音難聴

低音障害型感音難聴の症状・原因について

低音障害型感音(かんおん)難聴は、内耳の異常によって突然起こる難聴の一つで、8割が女性であり、特に2040代の女性が多いと言われています。 

低音障害型感音難聴は、すべての音が聞こえないのではなく、低音だけが聞き取りにくいという特徴があります。低音部だけに限られるので、難聴の度合いとしては軽度のものということになります。 

低音障害型感音難聴は、同じく内耳の異常で起こる突発性難聴と似ているところがあります。突然聞こえにくくなると突発性難聴を疑うかもしれませんが、異なる点もあり、対処法が違います。 

しかし、判別は難しいので、耳に違和感があれば、できるだけ早く検査を受けましょう。突発性難聴は緊急性があります。低音障害型感音難聴は、軽度の難聴ですが、治療が遅れると症状が悪化する場合もありますので、やはり早めの治療開始が必要です。 

また低音障害型感音難聴は、再発する可能性のある難聴で、再発を繰り返すと症状が悪化する場合がありますので、再発を防ぐことも必要となってきます。 

低音障害型感音難聴を治すためには、低音障害型感音難聴の症状・原因・治療について知ることが大切です。このページでは、低音障害型感音難聴を治したい方のために、低音障害型感音難聴の症状・原因・治療について詳しく説明しております。 

【目次】

  1. 低音障害型感音難聴とは
  2. 低音障害型感音難聴の症状
  3. 低音障害型感音難聴の原因
  4. 低音障害型感音難聴の治療

1.低音障害型感音難聴とは

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低音障害型感音難聴とは、突然、低音だけが聞こえにくくなる病気です。何度も発作を繰り返しますが、多くの場合、めまいは伴いません。 

「蝸牛型(かぎゅうがた)メニエール病」とも呼ばれ、めまいを伴わないメニエール病と言うことができます。2040代の女性に多くみられます。 

難聴は伝音性難聴と感音性難聴、混合性難聴の3つに分類されます。 

伝音性難聴

外耳や中耳の機能に異常が生じ、音が伝わりにくくなります。中耳炎、鼓膜損傷などがあります。 

感音性難聴

内耳や聴神経の機能に異常が生じ、音を感じ取りにくくなります。低音障害型感音難聴突発性難聴メニエール病などがあります。

混合性難聴

伝音性難聴と感音性難聴の両方の障害がある難聴です。老人性難聴などがあります。

低音障害型感音難聴は、感音性難聴に該当し、内耳の蝸牛に異常が発生して起こります。同じ感音性難聴である突発性難聴と症状が似ていますが、低音障害型感音難聴の方が症状は軽いということです。 

低音障害型感音難聴は、一旦治っても再発する可能性がありますが、突発性難聴は再発しません。

2.低音障害型感音難聴の症状

低音障害型感音難聴は、初期症状は耳鳴りから始まり、急に聞こえにくい状態になります。

低音障害型感音難聴と突発性難聴は、ともに内耳の障害が原因なので症状が似ていますが、区別する必要があります。両者は対処法が異なります。 

低音障害型感音難聴の症状と突発性難聴の症状の違いは、次のようなものがあります。

(1)低音障害型感音難聴

  • なんとなく聞き取りにくい
  • 低音だけが聞き取りにくい
  • めまいは伴わない
  • 再発を繰り返す(20~30%)

(2)突発性難聴

  • 明らかに聞こえが悪い
  • 全体的に聞き取りにくい
  • めまいを伴う
  • 再発はしない

他に低音障害型感音難聴の症状として

  • 低音の耳鳴りがする
  • 耳が詰まっているような感じがする
  • 周りの音が聞こえにくい
  • 自分の声が響く
  • 耳に水が入っているように感じる

などがあります。 

聴力は正常では025デシベルですが、低音障害型感音難聴は2640デシベルの軽度難聴にあたります。 

軽度難聴では、対面での会話は問題ありませんが、離れた所からの呼びかけに気づかない複数人との会話や騒がしい所での会話がわかりにくい、といった特徴があります。 

低音障害型感音難聴は、2030%の方が数ヶ月~数年後に再発する可能性があります。特に、1年~1年半後の再発が多いようです。再発を繰り返すと、難聴の度合いが強くなる可能性がありますので、数年間は再発に注意しましょう。

3.低音障害型感音難聴の原因

低音障害型感音難聴の原因は、耳の奥にある内耳のトラブルです。内耳の中にはリンパ液が入っており、耳から入ってきた音の振動を電気信号に変えて脳に伝えます。 

低音障害型感音難聴では、内耳にある蝸牛のリンパ液がうまく排出できず、増えすぎて蝸牛内の水圧が高くなります。

そうすると内耳がむくんで機能に異常が生じ、低音を感知する部分に影響し、低音が聞こえにくくなってしまいます。 

内耳のトラブルを起こす原因は、自律神経のアンバランスが大きいと考えられています。自律神経のバランスを崩す要因として次のようなものがあります。

  • ストレス
  • 肉体疲労
  • 睡眠不足
  • 体調不良の長期化 

ストレスは自律神経の機能に影響を及ぼします。自律神経がバランスを崩して交感神経優位になると、機能が低下し、毛細血管が萎縮(いしゅく)してしまいます。 

毛細血管はリンパ液の供給・排出をコントロールしているのですが、萎縮することにより蝸牛のリンパ液をうまく排出できなくなります。その結果、余分なリンパ液がたまってしまい、低音障害型感音難聴を発症することになります。 

低音障害型感音難聴が2040代の女性に多くみられるのは、育児や家事、仕事に忙しい年代であるため、上記の要因から自律神経のアンバランスに結びつくのではないかと考えられています。

4.低音障害型感音難聴の治療

低音障害型感音難聴は、軽いものであれば、23日で自然治癒することもあります。

ですが、低音障害型感音難聴は、突発性難聴との判別や、自然治癒で完治したかの判断も難しく、一旦治っても再発する可能性があります。 

耳に異変を感じたらなるべく早く検査・治療を受けましょう。低音障害型感音難聴は、軽度難聴ではありますが、早期治療が有効です。

発症後2週間以内に投薬治療を開始すれば、治る確率が高いと言われています。 

低音障害型感音難聴の治療は、主に薬物療法が行われます。 

  • 利尿剤:内耳にたまったリンパ液の排出を促す
  • 循環改善薬:内耳の血流や代謝を改善する
  • ビタミン剤 

薬物投与は12週間が多く、長期間ではないので、副作用を心配する必要はありません。 

薬物による治療である程度、内耳のむくみが解消されたら、症状の改善と再発の予防のために生活習慣を見直してみましょう。 

  • 十分な睡眠をとる
  • 栄養バランスの良い食事をとる
  • 緑黄色野菜や果物などでビタミンを多くとって免疫力をつける
  • 適度な運動をする
  • 趣味などでストレスを解消する 

低音障害型感音難聴は軽度難聴ですが、再発を繰り返すと中~重度の難聴へと悪化する可能性もありますので、再発しないように心がけましょう。そのためには、心身ともにストレスをためないことが大切です。 

低音障害型感音難聴は、「蝸牛型メニエール」とも言われる病気ですので、ストレスを解消し自律神経のバランスを改善することで、症状の改善が期待できます。 

低音障害型感音難聴は治療開始が遅れると、症状が悪化したり治るまでに時間がかかったりする場合があります。症状が強くないからと放置するのではなく、早期発見・早期治療が低音障害型感音難聴を治すためには大切です。 

低音障害型感音難聴は、自律神経とも大きく関わっています。原因を見つけ、しっかりと治療を行えば治る病気です。どうぞあきらめないでください。

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