文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年10月19日
低音障害型感音(かんおん)難聴は、内耳の異常によって突然起こる難聴の一つで、8割が女性であり、特に20~40代の女性が多いと言われています。
低音障害型感音難聴は、すべての音が聞こえないのではなく、低音だけが聞き取りにくいという特徴があります。
低音障害型感音難聴は、同じく内耳の異常で起こる突発性難聴と似ているところがあります。突然聞こえにくくなると突発性難聴を疑うかもしれませんが、異なる点もあり、対処法が違います。
しかし、判別は難しいので、耳に違和感があれば、できるだけ早く対応しましょう。突発性難聴は緊急性があります。低音障害型感音難聴は、軽度の難聴ですが、対応が遅れると症状が悪化する場合もあります。
また低音障害型感音難聴は、再発する可能性のある難聴で、再発を繰り返すと症状が悪化する場合がありますので、再発を防ぐことも必要となってきます。
低音障害型感音難聴を治すためには、低音障害型感音難聴の症状・原因・対処について知ることが大切です。このページでは、低音障害型感音難聴を改善したい方のために、低音障害型感音難聴の症状・原因などについて詳しく説明しております。
【目次】
外耳や中耳の機能に異常が生じ、音が伝わりにくくなります。中耳炎、鼓膜損傷などがあります。
内耳や聴神経の機能に異常が生じ、音を感じ取りにくくなります。低音障害型感音難聴や突発性難聴、メニエール病などがあります。
伝音性難聴と感音性難聴の両方の障害がある難聴です。老人性難聴などがあります。
低音障害型感音難聴は、感音性難聴に該当し、内耳の蝸牛に異常が発生して起こります。同じ感音性難聴である突発性難聴と症状が似ています。
低音障害型感音難聴は、一旦治っても再発する可能性がありますので注意が必要です。
他に低音障害型感音難聴の症状として
などがあります。
聴力は正常では0~25デシベルですが、低音障害型感音難聴は26~40デシベルの軽度難聴にあたります。
軽度難聴では、対面での会話は問題ありませんが、離れた所からの呼びかけに気づかない、複数人との会話や騒がしい所での会話がわかりにくい、といった特徴があります。
低音障害型感音難聴は、20~30%の方が数ヶ月~数年後に再発する可能性があります。特に、1年~1年半後の再発が多いようです。再発を繰り返すと、難聴の度合いが強くなる可能性がありますので、数年間は再発に注意する必要があります。
低音障害型感音難聴の原因は、耳の奥にある内耳のトラブルです。内耳の中にはリンパ液が入っており、耳から入ってきた音の振動を電気信号に変えて脳に伝えます。
低音障害型感音難聴では、内耳にある蝸牛のリンパ液がうまく排出できず、増えすぎて蝸牛内の水圧が高くなります。
そうすると内耳がむくんで機能に異常が生じ、低音を感知する部分に影響し、低音が聞こえにくくなってしまいます。
内耳のトラブルを起こす原因は、自律神経のアンバランスが大きいと考えられています。自律神経のバランスを崩す要因として次のようなものがあります。
ストレスは自律神経の機能に影響を及ぼします。自律神経がバランスを崩して交感神経優位になると、機能が低下し、毛細血管が萎縮(いしゅく)してしまいます。
毛細血管はリンパ液の供給・排出をコントロールしているのですが、萎縮することにより蝸牛のリンパ液をうまく排出できなくなります。その結果、余分なリンパ液がたまってしまい、低音障害型感音難聴を発症することがあります。
低音障害型感音難聴が20~40代の女性に多くみられるのは、育児や家事、仕事に忙しい年代であるため、上記の要因から自律神経のアンバランスに結びつくのではないかと考えられています。
低音障害型感音難聴は、軽いものであれば、2~3日で自然治癒することもあります。
ですが、低音障害型感音難聴は、突発性難聴との判別や、自然治癒で良くなったかの判断も難しく、一旦良くなっても再発する可能性があります。
耳に異変を感じたらなるべく早く対応しましょう。
発症後2週間以内に投薬を開始すれば、改善する確率が高いと言われています。
低音障害型感音難聴の対応は、主にお薬が使われます。
薬物投与は1~2週間が多く、長期間ではないので、副作用を心配する必要はありません。
お薬はある程度、内耳のむくみが解消されたら、症状の改善と再発の予防のために生活習慣を見直してみましょう。
低音障害型感音難聴は軽度難聴ですが、再発を繰り返すと中~重度の難聴へと悪化する可能性もありますので、再発しないように心がけましょう。そのためには、心身ともにストレスをためないことが大切です。
低音障害型感音難聴は、「蝸牛型メニエール」とも言われる病気ですので、ストレスを解消し自律神経のバランスを改善することで、症状の改善が期待できます。
当院では、低音障害型感音難聴に対して以下の対応を行います。
低音障害型感音難聴の多くは、内耳と呼ばれる耳の期間の不調によって起こります。
この結果、音を聞く蝸牛(かぎゅう)の働きが悪くなり聞こえにくくなる可能性があります。
このため、まず内耳のリンパ液の改善及び血流を改善が重要です。
自律神経のバランスが乱れると低音障害型感音難聴が強くなりがちです。
鍼灸により自律神経のバランスを整えることを目的とします。低音障害型感音難聴の改善のために自律神経のバランスを整えることはとても大切です。
免疫力を改善することは早期の改善にとって重要です。どうしても低音障害型感音難聴の症状ばかりに目が行きますが、ご自身の身体を全体的に強くするということがとても重要です。
当院では生活習慣の指導を合わせて行いながら、低音障害型感音難聴の改善を目指していきます。
低音障害型感音難聴は、症状が強くないからと放置するのではなく、早期対応が低音障害型感音難聴を改善するには大切です。
低音障害型感音難聴は、原因を見つけ、しっかりと対応することが重要となります。どうぞあきらめないでください。
兵庫県神戸市西区 EIさん 36歳 女性 主婦
9年程前、ある日突然、低音感音性難聴を発症して以来、体調によって聴力の低下、耳の閉塞感、音の響く感じといった不快症状が出たり治まったり・・・を繰り返してきました。
いつもは2週間程度で治まっていたこれらの症状が、昨年春頃からは全く回復せず、それに加えて秋頃からはふらつき、年末には酷いめまいと耳鳴りまで起こるようになってしまいました。
聴力低下の心配、耳に入る全ての音に対する違和感、めまいがいつ起こるか分からない不安でとても落ち込んでいたのですが、何か良くなる方法はないかとネットで調べるうちに、横幕鍼灸院のHPにたどりつきました。
まず初診時に横幕先生から症状が起こる原因や、回復への道筋を分かりやすく示して頂けました。これまで通ってきた耳鼻咽喉科では、「慣れるしかない、お薬で対処するしかない」と言われていたのすが、横幕先生からは「大丈夫、良くなります」と心強い言葉を頂き、鍼治療は初めてでしたが治療内容や途中経過も納得ができたおかげで、毎回リラックスして治療を受けています。
通い始めて数回はそれほど大きな変化は感じなかったのですが、長年の症状なのでとにかく焦らず前向きに考えるようにし、気がつけばだんだんと症状が和らぎ始め、通院をはじめてから7カ月経った現在は、それぞれの症状が本当に楽になりました。
今でも月に数日、体調や天候の影響を受けて症状が出てしまう事はありますが、長引く事もなく、精神的にも随分元気になりました。治療の痛みもほとんど感じませんし、とても丁寧に施術をして頂いていると感じます。
贅沢かな、とも思いますが、更に良くなるようにこれからもお世話になるつもりです(*^_^*)どうぞよろしくお願いいたします。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
兵庫県神戸市北区 TTさん 60歳代 女性
Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
片方の耳が特に悪くなっていき、テレビの音も大きめにしてもボヤけたように聞こえて、人の声も聞きとりにくい事があり、聞き返していました。
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
このまま悪くなっていったらどうしようか、補聴器を付けても、聞こえにくいと聞いた事もあり、心配していました。
Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
鍼だけではなく、食事から変えていくようにと教えて頂きました。その他、水を多めに飲むなど色々教えて頂きました。そのことを実践しています。
おかげさまで、音・声がはっきり聞こえてくるようになり、感謝しています。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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14:00-17:00 | ○ | 休 | 休 | 休 | ○ | ○ | 休 |
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2024年12月31日(火)から2025年1月3日(金)まで冬季休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承のほどお願いいたします。
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