文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年1月30日
外リンパ瘻(ろう)とは、耳の内耳(ないじ)という部分を満たしているリンパ液が内耳から中耳に漏れることによって、さまざまな症状を起こす病気です。
けがや内外から内耳に圧がかかることによって起こることが多いと言われています。
外リンパ瘻は少し前まで確定診断の方法が確立されておらず、他の病気として診断されることも多くありました。まだまだ良くわからないのが実情です。
このページでは、外リンパ瘻を改善したい方のために、外リンパ瘻の症状・原因について詳しく説明しております。
【目次】
外リンパ瘻とは、内耳の一部に穴があき、リンパ液が中耳に漏れてしまう病気です。
この外リンパ瘻がどのような病気であるか知るために、まず耳の仕組みを簡単にご紹介します。
耳は外耳(がいじ)、中耳(ちゅうじ)、内耳(ないじ)の3つに分かれています。
この中で内耳という部分には外リンパと内リンパの二重構造でリンパ液が流れています。内耳のリンパ液は、外から聞こえる音の振動を受け止めると波が生じます。
また、運動をするときなどでもリンパ液は揺れます。このリンパ液の波や揺れなどによって、人は音を感じたり体のバランスを保ったりすることができるようになっています。
しかし、さまざまな原因でこの内耳の一部に穴があき、リンパ液が中耳に漏れてしまう現象が起こります。これが「外リンパ瘻」です。内耳のリンパ液が漏れてしまうことで内耳の役割がうまく果たせず、難聴やめまいなどをはじめ、さまざまな症状が現れます。
リンパ液の漏れもわずかであることが多く、直接耳を観察するだけではわかりにくいこともあります。そのため、診断が難しいと言われています。
外リンパ瘻は中耳と内耳の間に穴があき、内耳を流れる外リンパ液が中耳の方へ漏れていってしまいます。
その結果、難聴や平衡障害など、さまざまな外リンパ瘻の症状が現れます。聞こえが障害されるので、周りの音が聞こえにくくなります。
だんだん聞こえにくくなったり、聞こえにくかったのに良くなったりもします。
また、外リンパ瘻の方が症状を伝える際によく言われるのが「水が流れているような音がする」「水の中にいるような音がする」という表現です。
他にはめまいを感じたり、平衡障害といってバランス感覚が悪くなってふらついたりすることもあります。また、気圧が変わるときによく感じる、耳が詰まるような感覚があったり、気持ちが悪くなったりもします。
下を向いたときだけ気持ちが悪くなる、頭を動かすだけで具合が悪くなる方もいます。
これらの症状は常に現れるわけではなく、良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴です。
症状が多様ということ、そして良くなるときもあることなどから、「疲れがたまっている」「ストレス」「更年期障害」「自律神経障害」などによるものだと考える方も多くいます。
外リンパ瘻の原因にはどのようなものがあるでしょうか。先で述べたように、さまざまな症状が出る外リンパ瘻ですが、外リンパ瘻の原因は大きく4つに分けられます。
以上のように、外リンパ瘻の原因はとてもたくさんあります。日常何気なく行っていることが外リンパ瘻を引き起こしています。そのため、何が原因で外リンパ瘻になったのかわかりにくいということもよくあります。
一方、頭部を打ったときや、耳かきを奥まで入れてしまい、痛みを感じたあとに耳の聞こえが悪くなることがあります。
当院では外リンパ瘻でお困りの方の為に以下の方針で改善を目指しております。
1.内耳の環境の改善
外リンパ瘻の場合、何らかの原因で内耳のリンパ液に問題が生じていることが考えられます。耳周辺のツボを刺激することにより、血流・リンパの流れを良くすることにより、外リンパ瘻の改善を目指します。
2.免疫力の改善
外リンパ瘻でお悩みの方の多くは症状のつらさのため、免疫力が低下している方が多くみられます。このため、改善がなかなか進まない悪循環におちいることが多々あります。当院は免疫力を上げるのが得意です。見逃しがちな問題ですが、とても大切です。
3.自律神経のバランス
ストレスなどにより自律神経の乱れが生じて、外リンパ瘻が起こることが考えられます。自律神経の乱れを整えることにより、外リンパ瘻の症状の改善を目指します。
外リンパ瘻の症状はとてもつらく、不安な気持ちも大きくなり日常生活にも支障をきたします。一人悩まず、どうぞあきらめないで下さい。
大阪府 KYさん 68歳 女性 主婦
土曜日・日曜日も診察しています。
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