文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年1月22日
騒音性難聴は、別名を職業性難聴ともいいます。病名からもわかるように職業柄、騒音にさらされながら仕事をする方が発症しやすい難聴のひとつです。
また、コンサートやライブハウスで大きな音を聞いた後におこる事も多い病気です。
騒音性難聴の症状・原因等について事前に知ることが、早期発見・改善に役立ちます。
騒音性難聴を発症していても、ご本人は自覚しにくい場合があります。一時的なものでなく、大音量を耳にすることが習慣になってしまうからです。
騒音性難聴の症状・原因等について知る事は、騒音性難聴を改善するためにとても大切です。このページでは、騒音性難聴を治すために必要な症状・原因などについて詳しく説明しております。
【目次】
騒音性難聴とは、大きな音が常にしている環境に身を置いている方が発症しやすい難聴です。
「発症しやすい方」とは具体的に、建設現場や道路工事、鉄工所や印刷所、持続的に機械音がしている工場のライン、パチンコ店、ライブハウスなどで働く方、また音楽演奏家やパイロットなどです。
職業病ともいえる騒音性難聴ですが、趣味としてヘッドホンをつけ大音量で音楽を聴く、あるいはコンサートなどによく行かれる方にも発症の可能性はあります。
難点なのは、その環境に慣れてしまい、発症していると気づかないまま病状が慢性化してしまうことです。
職場の環境が騒音にさらされているとわかっているのであれば、騒音性難聴を予防することを検討するのは必須といえます。企業の安全管理部門や個人的にも、健康管理の一環として対策を考えておくべきでしょう。
騒音性難聴の症状には、初期の頃ですと耳鳴りがします。症状は、片側でなく両方の耳に出ます。
音の聴こえ方としては、高音域である周波数4,000ヘルツ領域が聴きとりにくくなるという特徴があります。また聴力の低下は時間とともに進行していきます。
最初は発症している自覚がなく、日常的に支障もないのですが、次第に会話で相手の声が聴こえなくなるなど、生活する上で支障が出てきます。
医療機関で聴力の検査をすると、25デシベル以上が聴き取れないと軽度の難聴と診断されます。
40デシベル以上になると中等度となり、状況としては1メートル先から発した大声なら聴こえるレベルです。60デシベル以上ですと高度難聴と認識され、耳元で大声を張り上げなければ聴き取れないといった状況です。
家族の方や職場などの身近な方が、話しかけても反応しない様子を見て、耳鼻咽喉科への来院をすすめるというケースが多いです。コミュニケーションが取りづらくなる恐れもありますので、少しでも聴こえ方の低下を感じたら受診することが大切です。
騒音性難聴の原因は、大音響が常にあるという環境にあります。
耳の内耳にある蝸牛(かぎゅう)という部位に、有毛細胞(ゆうもうさいぼう)という音を感じる部分があります。
受けた音が何を意味するのか変換して、脳に伝達する役割があります。
継続的に大きな音が耳に入ることで細胞はダメージを受け、本来の役目が果たせなくなります。
細胞は再生できずに数を減らし、音を聴く機能が徐々に低下していきます。音が聴こえない、また言葉が理解しにくくなるという症状につながるのです。
騒音性難聴は進行性の難聴であり、どの段階で違和感を感じるのかは個人差があります。直接的には、疲れが溜まっている、あるいはストレスを感じる出来事があった場合、睡眠不足などがきっかけとなり、聴こえ方の異変に気づくタイミングとなる場合が多いです。
当院では騒音性難聴でお困りの方の為に以下の方針で改善を目指しております。
1.内耳リンパ液の流れの改善
騒音性難聴の原因として内耳のリンパ液の流れに問題がある事が多くあります。有毛細胞の状態を良くするためにもリンパ液の改善が必要です。耳周辺のツボを刺激することにより、血流・リンパの流れ改善を促します。
2.免疫力の改善
免疫力が低下することにより騒音性難聴の症状がひどくなる場合があります。免疫力はお薬で上げるのが難しく、見逃しがちな問題です。免疫力を上げることはとても重要です。
3.自律神経のバランス
騒音性難聴の場合、ストレスなどにより自律神経の乱れが生じやすくなります。このため、症状が大きくなります。自律神経の乱れを整えることは騒音性難聴の症状の改善にとって重要です。
騒音性難聴はとてもおつらい症状です。改善しにくい方も多くおられます。原因をみつけて、しっかりと対応することが重要です。どうぞあきらめないでください。
兵庫県小野市 YTさん 41歳 男性 会社員
音響外傷で、2~3の耳鼻科に行きましたが、治らないと言われ愕然。耳鳴りも残り最悪。そんな時、ネットで横幕鍼灸院を知り、即電話。不安な気持ちで行きましたが、原因や耳鳴りの構造の説明などを聞きここなら治せると思いました。
初めのうちは耳鳴りが、小さく鳴ったり、大きく鳴ったりと続きましたが、それは、確実に耳に変化が起こっているので大丈夫と言われ、ローラ鍼をつつけました。
今では、だいぶん良くなりましたが、100%まで、いや、120%良くなるまで頑張ってます。偶然、横幕鍼灸院を知り良かったです。横幕先生に出会わなかったら、今頃・・・。感謝・感謝。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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