耳鳴りとは、実際の音があるわけではないのに何かしらの音が聞こえる現象です。中高年以上の年代に多い傾向がありますが、最近では若い年代の方でもお悩みの方が増えています。
耳鳴りの感じ方には個人差があります。そのため、耳鳴りがあったとしてもあまり気にならない方から日常生活に支障が出る方まで、耳鳴りの感じ方は様々です。
耳鳴りのつらいところは、音による不快感だけではありません。耳鳴りでお困りの方が感じている「音」は、他の方には聞こえません。
そのため、周りの方に理解してもらうことが難しいといえます。
耳鳴りを治すためには、耳鳴りの基礎知識や向き合い方について知ることが大切です。このページでは、耳鳴りを治したい方のために、耳鳴りの基礎知識や向き合い方について詳しく説明しております。
【目次】
耳鳴りの基礎知識を学びましょう。病気の全体像を知ることは、とても重要なことです。
(1)耳鳴りの種類
耳鳴りは大きく3つに分けることができます
耳鳴りでお困りの方は、多くが「自覚的耳鳴」に当てはまります。
(2)耳鳴りの症状
(3)耳鳴りの原因
耳鳴りの原因はわからないことが多いと言われています。しかし、耳鳴りになりやすい人には以下のような特徴があると言われています。
(4)耳鳴りの治療法
耳鳴りの治療はどこに原因があるかにより異なります。耳鳴りが気になったときは、まず耳鼻咽喉科を受診すると良いでしょう。耳を調べても異常がない場合は、他の病気が原因の可能性があります。
耳鳴りのつらさを人に伝えるポイントを知っていると、他者に自分のつらさを理解してもらいやすくなります。これは、治療をすすめる上でもとても大切なことです。
耳鳴りが気になったときは、上記のポイントをふまえて自分の耳鳴りを観察してみましょう。気付いた点を日付とともに手帳やメモなどに書き残しておくと、後から自分の耳鳴りについて分析することができます。
耳鳴り以外でも、体調面や精神面で気づいたことがあれば加えて書き残しておくとよいでしょう。
耳鳴り改善に向けて自分でできることがいくつかあります。できる範囲で試してみましょう。
(1)大きな音に気をつける
大きな音は、聴覚に悪影響を及ぼす可能性があります。大きな音がする場所に行かない(ライブ会場や工事現場など)・イヤホンなどで音楽を聞くときは音量に注意するなど、耳に大きな音を入れないように気をつけましょう。
(2)筋肉の緊張をほぐす
肩こりや姿勢の悪さも耳鳴りの危険因子となります。筋肉に負担がかかる生活習慣をしていないかを振り返ってみましょう。ストレッチや軽い運動を取り入れて体をほぐしましょう。
(3)無理なダイエットをしない
耳の周りには脂肪がついています。この脂肪は正常に音を伝えるために必要なものです。ダイエットをして全身の脂肪が減ると、この部分も影響を受けてしまい耳の機能が低下する恐れがあります。
(4)ストレス発散法を見つける
好きなことを見つけて気分をリフレッシュしましょう。ストレスが減り、耳鳴り以外に注意を向けることができて一石二鳥です。
(5)規則正しい生活を心がける
不規則な生活習慣が、知らず知らずのうちに身体に負担をかけている可能性があります。早寝早起き・適度な運動・バランスのよい食事など、体がよろこぶ生活を心がけてみましょう。
耳鳴り治療のゴールとは、どこでしょう?
耳鳴りは特殊な音ではなく、誰にでも存在している音です。しかし、本来は生活音にかき消されて音として感じることはありません。
かき消されないほどの存在感を持ってしまうことが、耳鳴りのつらさと言えます。
耳鳴りは、本当につらい病気です。ストレスとの関係の深い病気です。
自律神経にも大きな影響を与えますので、日常生活が成り立たない方も多くおられます。周りの方からもつらさを理解されにくいです。
また、病院では慣れてください、治りませんと言われることも多くあります。しかしながら、耳鳴りは原因を見つけ、しっかり治療すれば良くなる病気です。決してあきらめないでください。
土曜日・日曜日も診察しています。
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