文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年2月8日
高齢者の方のめまいは、若い方とくらべて気をつけるべきことがあります。
めまいは、年齢を重ねるにつれお悩みの方が増える症状のひとつです。加齢により体の機能が衰えることから出やすくなる症状といえます。
高齢者の方のめまいとは、どのような疾患なのか事前に知っておくことは、高齢者の方のめまいを治すためにとても大切です。
このページでは、高齢者の方のめまいを治したい方のために、高齢者の方のめまいについて詳しく説明しております。
【目次】
高齢者の方のめまいの特徴は、背後に何か別の病気が隠れている場合わかりにくいということです。
高齢の方でめまいの症状にお困りの方は多く、ありがちなものとして軽く捉えられてしまいます。
また、ご本人が「迷惑をかけたくない」と重症化するまで口外しないといった傾向もあります。
めまいは、他の症状とともにみられる場合もあり、その典型的な組み合わせなどから、発症している疾患を特定する手がかりになります。
しかし、老化で複数の疾患が重なっている、ご本人が症状を自覚していないといったことが診断を遅らせることにもつながります。
めまいの特徴を大まかに分類すると、「中枢性」のものと「抹消性」のものがあります。高齢となるにつれ、めまいは末梢性から中枢性の方が増えていきます。とくに70歳代を超えてくると、中枢性の割合が高くなります。
高齢者の方のめまいを引き起こす要因は、加齢によるさまざまな機能の低下があります。
まず平衡感覚の衰えです。三半規管や耳石器(じせきき)、視覚からの情報などが、中枢神経できちんと集約されなくなることからバランスを崩します。
血圧の調整がうまくできなくなるのも、要因のひとつです。高齢になると、血液を送り出すポンプの働きが弱くなります。
結果として、脳内の隅々にまで栄養や酸素が行き届かなくなり、めまいが起こりやすくなるのです。
体内の水分不足も、高齢の方にめまいを起こす原因となります。
高齢の方は「のどが渇いた」という感覚が鈍くなります。体内の水分量が減ると、血液が濃くなり流れが悪くなります。めまいに限らず、夏場の熱中症を引き起こす要因でもあります。
座っている体勢から立ち上がった時にも、高齢の方はめまいを起こします。若い方でも生じるのですが、高齢の方は血圧が下がってしまうと元に戻るのが遅いため、すぐには回復しないのです。
血圧の変動や血行不良は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を起こします。血管の破裂や詰まりに至らない小梗塞など規模の小さな障害は、知らないうちに何度も起きている可能性があります。
高齢の方に多い持病として高血圧があります。降圧剤を常用されていると、一時的に血圧が下がり過ぎるケースがあります。薬の影響で、めまいやふらつきといった症状が起こります。
高齢者の方のめまいで気をつけることは、日常生活の中にいろいろとあります。
めまいそのものの治療もそうですが、症状が出た時に転倒するなどの二次的な損傷がないように、対策をする必要があります。
高齢になると筋力が衰え関節も硬くなるため、めまいで体のバランスを崩した際、とっさに姿勢を立て直すことがむずかしくなります。
転んでケガや骨折をすると、それをきっかけに運動量が減り、寝込みがちになるケースが多々あります。
わずかな段差や階段などで足を取られる、ふらついた時に支えとなるものが身近にない、という状況は避けたいものです。
屋内はバリアフリー仕様にし、階段やトイレ、浴室には手すりをつける、部屋の仕切りはフラットにするといった工夫が必要です。外出時には杖があると心強いでしょう。
高齢の方の急性的なめまいでは、若い世代とくらべて重症化する傾向があります。とくにふらつくタイプのめまいでは、毎日のリハビリテーションが有効です。症状が出た時の身のこなし方を訓練することにより、また筋力の強化にもなります。
体内の水分不足に備えて、のどの渇きを感じなくても、一定時間おきに水を飲む習慣をつけるのが良いでしょう。入浴前や就寝前、散歩や運動を始める前など、発汗することを考慮し、あらかじめ水分をとっておくのが対策となります。
めまいと同時に嘔吐や頭痛などの症状が出ていたら、緊急を要する場合があります。高齢の方は、周囲になるべく迷惑をかけないようにと、我慢されることがあります。ご家族や身近な方は、高齢の方の状況を常に把握し、いつもと様子が変わりないか気を配ることが大切です。
当院では以下にてめまいの改善を目指します。高齢者の方にはお薬を使わない安全な方法です。
めまい症においては内耳の血液循環とリンパ液の循環が悪くなることにより起こることが考えられます。ここは検査ではわかりにくい部分です。
こちらを改善するツボを優しく刺激します。内耳の血液循環とリンパの流れの改善を目指します。
身体が緊張状態になるとリンパ液の流れも悪くなりより症状が強くなります。前庭神経炎の方は自律神経のバランスが乱れやすくなります。交感神経が強くなりすぎるため、様々な不調が出やすいです。
これらを改善するため、自律神経のバランスを整える鍼灸を行います。特にご年配の方はストレスの影響を受けやすくなっている方が多くみられます。この辺りは見逃しがちな問題です。
ご年配の方は免疫力の低下が起こりやすいです。また、めまいの方は免疫力の低下のため、症状が改善しにくい状態になります。
ご自身の免疫力を上げることは、めまいの改善には重要です。当院では薬を使わずに免疫力を上げ、めまいの改善を目指します。
高齢者の方のめまいに対しては、周囲の方との連携が肝心です。いくつもの原因が重なってめまいが起こることが多くあります。
原因をしっかりとみつけ対応することが大切です。どうぞあきらめずに頑張りましょう!
兵庫県神戸市須磨区 HRさん 73歳 女性 主婦
1昨年3月、突然めまいがして、びっくり致しました。近くの専門院で治療を受け、数ヵ月過ぎましたが症状が治らず、その内、耳鳴りもして来ました。
とても不安で苦しい毎日の時、息子が横幕鍼灸院の事を知らせてくれました。全国から患者さんが来られると云う事でした。
鍼治療を一度もした事がなく少し不安でしたが、先生の治療院を訪れてとても安心致しました。静かで美しくゆき届いた院内、横幕先生初めスタッフの皆様の優しく誠実な対応、ほんとうに安心致しました。腰痛も慢性的にあり、先生にお話ししました。先生はくわしくていねいに説明して下さり、耳鳴は治るのに時間がかかる事をおっしゃって下さいました。
通院して8ヶ月ぐらいになりますが、日々、体調が良くなって行くのが分かります。耳鳴も音が小さくなり、気にならなくなりました。腰痛も大好きな散歩や小旅行が出来るぐらい回復しました。横幕先生に感謝の気持ちでいっぱいです。これからもゆっくり気長に治療を続けたいです。よろしくお願い致します。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
土曜日・日曜日も診察しています。
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