突発性難聴

突発性難聴とは、名前の通り突発的に耳が聴こえにくくなる病気です。発症した場合は左右どちらか片方の耳に起こることが多く、異変に気づきやすいです。

発症しやすい年齢層は40歳から50歳代ですが、若い方や未成年者でも発症する可能性があります。

明らかな聴こえ方の異常がありますので、「これは、何か異変が起きている」と感じとることができます。

放置せずに、耳鼻咽喉科を受診することが大事です。最も適しているのは、48時間（2日）以内の来院です。治療の開始が早いほど、聴力が戻りやすいです。

年間でおよそ3万人以上の方が、突発性難聴を発症しているといわれています。

突発性難聴では、まず検査をして別の疾患がないか確認することになります。問診や聴力検査、Ｘ線やMRIなどで詳細に調べます。

発症したきっかけが特定できれば、最も適した方法が選択できます。

内耳の障害に対しては、内服薬を使います。

効能と病状の経過を見ながら服用量を調整していきます。ご自分の判断で服用を中止する、あるいは薬の量を変えるのは病状を悪化させる危険性もあります。

良好な予後を過ごすためには、早期に治療を開始することがポイントとなります。

当院では突発性難聴でお困りの方の為に以下の方針で改善を目指しております。

１．内耳の環境の改善

突発性難聴の場合、内耳のリンパ液に問題が生じていることが考えられます。耳周辺のツボを刺激することにより、血流・リンパの流れを良くすることにより、突発性難聴の改善を目指します。

２．免疫力の改善

免疫力が低下すると突発性難聴が改善しにくくなります。改善がなかなか進まない悪循環におちいることも多々あります。免疫力を上げることはとても重要です。見逃しがちな点ですが、とても大切です。

３．自律神経のバランス

疲れ・ストレスなどにより自律神経の乱れが生じて突発性難聴が起こることが考えられます。自律神経の乱れを整えることは改善のためとても重要です。

突発性難聴は、発症から対応まで素早いほど良いということです。「何かおかしい」と思われた瞬間から、放置せず行動することが大切です。突発性難聴は原因を見つけ、しっかり対応することが重要です。どうぞあきらめないでください。