文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年1月28日
花粉症とは、花粉が原因となってアレルギー症状を起こす病気です。原因となる花粉として、スギやヒノキがよく知られています。
春に多い花粉症ですが、花粉症の原因となる植物は60種類を超えると言われており、年間を通して私たちを悩ませています。
花粉症でお悩みの方は年々増え、国民の3割に達しています。4人に1人以上は花粉症ということになり、国民病とも言われています。
花粉症が増えている原因の一つとして、植林されて成木となったスギの花粉が増えたこともあります。
花粉症の主な症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりで、これを花粉症の三大症状と言います。花粉症の9割は鼻づまりの症状があるとされています。止まらない鼻水や息苦しいほどの鼻づまりで、眠れないこともあります。
ほかには目のかゆみ、のどのかゆみ、頭痛や倦怠感を生じることもあります。花粉症の季節が来ると憂うつになる方も多いでしょう。
中には花粉症の時期に難聴が起こる方もいらっしゃいます。鼻や目に症状が現れる花粉症と難聴にどのような関係があるのでしょうか。鼻水や鼻づまりだけでもつらい花粉症です。花粉症を軽くするとともに、難聴を避けたいものです。
花粉症による難聴をため改善するためは、花粉症と難聴の関係について知ることが大切です。このページでは、花粉症と難聴の関係について詳しく説明しております。
【目次】
花粉症の基礎知識を知っておくことが、花粉症の対策をするためには必要です。
(1)花粉症とは
花粉症とは、過剰な免疫反応によるアレルギーです。
体を守るために異物を排出する防御反応を免疫と言いますが、本来は無害であるはずの物質に過剰な反応を示すことをアレルギーと言います。
花粉症は、ある特定の植物の花粉に反応して起こるアレルギーです。
(2)花粉症の症状
花粉症の症状は、主に鼻や目に現れます。症状の程度は個人差があり、花粉の飛散量によっても異なります。そのため、症状が重い年もあれば軽く済んでしまう年もあります。
(3)花粉症の原因
花粉症の原因は、スギ・ヒノキ・イネ・ブタクサなど、いろいろな植物の花粉で、60種類を超えているとも言われています。原因となる花粉は人によって違いますが、花粉が鼻や目の粘膜に接触することで、過剰な免疫反応が起こり、花粉症となります。
(4)花粉の飛散時期
花粉の飛散時期は、地域によってその種類やピークのタイミングが異なりますが、一般的に、春はスギ・ヒノキ、夏はシラカンバ・イネ、秋はブタクサ・ヨモギ、冬はスギが多いとされます。
花粉症を発症している時期と花粉の飛散時期を比較することで、どの花粉が花粉症の原因となっているか、見当をつけることができます。
(5)花粉症の対処法
花粉症の対処法は、花粉を遠ざけることとお薬が中心となります。お薬では主に飲み薬や点鼻薬を用います。
早い段階で治療をすることで、症状を軽くすることができます。しかし、抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬を症状が出た直後から投与することでも十分な効果があると言われています。
スギ花粉症では、花粉に慣れさせる舌下(ぜっか)免疫療法という方法もあります。
難聴の基礎知識を知り、症状改善に役立てましょう。
(1)難聴とは
難聴とは、耳から入った音が脳に伝わるまでの経路に異常が生じることで聞こえにくくなる状態を言います。
(2)難聴の種類
難聴の種類は異常が生じている部分によって以下のように分類することができます。
(3)難聴の原因
(4)難聴の対処法
難聴の対処法はその原因や種類によって、薬物療法、手術、補聴器の使用、生活習慣の改善等があります。
花粉症で難聴がなぜ起きるのでしょうか。
花粉症は鼻や目に症状が現れやすいため、耳の障害である難聴とどう結びつくのか、疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、鼻と耳には密接な関係があります。
(1)圧力調整機能の低下による影響
花粉症では鼻水・鼻づまりの症状が多く現れます。いわゆるアレルギー性鼻炎と呼ばれるものです。
花粉症は原因となる花粉の飛散が収束すると、症状が治まってくることが多いため、特別な治療をすることなく放置される方もいらっしゃると思われます。しかし、鼻炎が悪化すると、難聴の原因となることがあります。
アレルギー性鼻炎が悪化して鼻づまりの症状が強くなると、中耳腔の圧力を正常に保つことができず、鼓膜の振動に影響します。音を伝える鼓膜の振動がうまくいかなくなると、音が聞こえにくくなり、難聴の状態を引き起こします。
(2)むくみの影響
花粉症では鼻の粘膜がむくみを生じて鼻づまりを起こします。このむくみは鼻だけでなく、内耳に現れることもあり、難聴の原因となる可能性があります。
花粉症による難聴を悪化させないためにできることは、花粉症を悪化させないことです。花粉症の治療法として薬物療法がありますが、花粉症を軽くするために日常生活の中で工夫できることがあります。
(1)花粉を近づけない、持ち込まない
花粉症の原因となっている花粉の飛散量を毎日チェックしましょう。
同じ時期でも天候や風によって飛散量が違います。できるだけ花粉を遠ざけ、室内に持ち込まないような工夫をして、少しでも症状を軽くしましょう。
(2)体を良好な状態に保つ
花粉の飛散量が同じくらいでも体調によって、花粉症の症状が強く現れることもあります。体調を整えることは常に大切なことですが、花粉症が出る時期は、症状の悪化を防ぐために、特に心がけましょう。
花粉症による難聴は、花粉症が治まると自然に解消される場合もありますが、悪化すると慢性の難聴になるおそれもあります。
難聴は不快な症状です。他人とのコミュニケーションが難しくなったり、聞こえないために危険を察知することができなかったりと、日常生活に支障をきたすことがあります。
当院では、難聴に対して以下の対応を行います。
低音障害型感音難聴の多くは、内耳と呼ばれる耳の期間の不調によって起こります。
この結果、音を聞く蝸牛(かぎゅう)の働きが悪くなり聞こえにくくなる可能性があります。
このため、まず内耳のリンパ液の改善及び血流を改善が重要です。
自律神経のバランスが乱れると低音障害型感音難聴が強くなりがちです。
鍼灸により自律神経のバランスを整えることを目的とします。低音障害型感音難聴の改善のために自律神経のバランスを整えることはとても大切です。
免疫力を改善することは早期の改善にとって重要です。どうしても低音障害型感音難聴の症状ばかりに目が行きますが、ご自身の身体を全体的に強くするということがとても重要です。
花粉症を一時的なものと軽視せず、できるだけ症状を軽くする工夫をして、難聴につながらないようにしましょう。
花粉症と難聴の関係を知って花粉症の悪化を防ぐことで、花粉症による難聴が改善することが多くあります。どうぞあきらめないでください。
兵庫県神戸市西区 EIさん 36歳 女性 主婦
9年程前、ある日突然、低音感音性難聴を発症して以来、体調によって聴力の低下、耳の閉塞感、音の響く感じといった不快症状が出たり治まったり・・・を繰り返してきました。
いつもは2週間程度で治まっていたこれらの症状が、昨年春頃からは全く回復せず、それに加えて秋頃からはふらつき、年末には酷いめまいと耳鳴りまで起こるようになってしまいました。
聴力低下の心配、耳に入る全ての音に対する違和感、めまいがいつ起こるか分からない不安でとても落ち込んでいたのですが、何か良くなる方法はないかとネットで調べるうちに、横幕鍼灸院のHPにたどりつきました。
まず初診時に横幕先生から症状が起こる原因や、回復への道筋を分かりやすく示して頂けました。これまで通ってきた耳鼻咽喉科では、「慣れるしかない、お薬で対処するしかない」と言われていたのすが、横幕先生からは「大丈夫、良くなります」と心強い言葉を頂き、鍼治療は初めてでしたが治療内容や途中経過も納得ができたおかげで、毎回リラックスして治療を受けています。
通い始めて数回はそれほど大きな変化は感じなかったのですが、長年の症状なのでとにかく焦らず前向きに考えるようにし、気がつけばだんだんと症状が和らぎ始め、通院をはじめてから7カ月経った現在は、それぞれの症状が本当に楽になりました。
今でも月に数日、体調や天候の影響を受けて症状が出てしまう事はありますが、長引く事もなく、精神的にも随分元気になりました。治療の痛みもほとんど感じませんし、とても丁寧に施術をして頂いていると感じます。
贅沢かな、とも思いますが、更に良くなるようにこれからもお世話になるつもりです(*^_^*)どうぞよろしくお願いいたします。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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