文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年2月17日
耳鳴りには種類があり、緊急に対処しなければならないものや、慢性的なものもあります。
耳鳴りは、国民全体の1割以上の方が経験したことがあるという身近な症状です。発症したら治療をする必要があり、放置するのは好ましくありません。
耳鳴りの種類により、対応が変わってきます。耳鳴りの種類を事前に知ることは、耳鳴りを改善するためにとても大切です。
このページでは、耳鳴りを改善したい方のために、耳鳴りの種類について詳しく説明しております。
【目次】
耳鳴りがなぜ起こるか、しくみをご説明します。耳鳴りという疾患名から「耳の病気」という印象を受けますが、耳以外にも関連性があります。
例えば一時的に脳が興奮状態になった時も、耳鳴りは起こるのです。
耳に集まった音の意味を認識するのは、脳内の聴覚野です。
世の中には雑多な音があふれており、人間にとって聴き取る必要のある音かそうでないかを分別し、情報を得ることで身のまわりの状況を把握するのです。
音は、耳の奥にある鼓膜を振動させ、内耳の蝸牛(かぎゅう)で電気信号に変換されます。聴覚路を通り、音は脳内で意味を持ちます。
この過程に何らかの障害があると耳鳴りが発生します。音を聴く機能の調整ができずに、本来は必要のない雑音を拾ってしまう、これが耳鳴りです。
耳に関係する耳鳴りには、耳で音を集める最初の段階で問題が生じている場合があります。
例えば、外部からの強い衝撃で鼓膜が破れる、アブミ骨の動きが悪く鼓膜に音がうまく伝わらない「耳硬化症」などです。
耳硬化症は、そのままにしておくと伝音性難聴や感音性難聴へと進行するおそれがあります。
成長期にある若い世代に起こることが多く、遺伝的な要因や感染症、女性ホルモンの分泌も関与しているとの報告もあります。
内耳でリンパ液が増える「メニエール病」や、外耳炎や中耳炎、耳管開放症といった直接的な耳の疾患も耳鳴りを引き起こします。
プールに入ったあと耳に詰まった水か出てこない、耳垢が溜まっていたなど、日常生活の些細なことがきっかけになることもあります。
また、耳鳴りと難聴は深いかかわりがあります。加齢による老人性のもの、ヘッドフォンで大音量を聴く、騒音のある環境で過ごすなど、普段から耳が酷使されていると難聴を発症し、症状として耳鳴りが起こります。
とくに気をつける必要があるのは突発性難聴です。発症後の48時間が回復状況を左右するといいます。
脳に関係する耳鳴りは、耳から伝わった音は脳内で処理されるため、脳に疾患がある場合、症状のひとつとしてあらわれます。
このタイプの耳鳴りは、特徴として金属的な高い音であると言われます。また耳鳴りだけでなく、めまいや嘔吐などを伴うことがあります。
脈を打つ拍動性の耳鳴りも、脳内または主要な血管に問題をかかえている際に起こります。脳梗塞や脳内出血、脳腫瘍などは生命の危機をはらんでいます。
血管性の耳鳴りは、検査をすると機器が音を拾い、血管内に障害があることがわかります。
脳内の重篤な疾患の前触れとして、耳鳴りは生じます。急にことばが出なくなる、吐き気や気分の悪さなど、ただ事ではない症状が複数みられたら、すみやかな対応を施しましょう。
耳や脳以外に関係する耳鳴りも、いろいろとあります。耳鳴りを引き起こしているのは決して耳や脳だけではありません。
耳から離れた、まったく関係のなさそうな全身性の疾患が原因となっているケースも多いのです。
精神的なストレスや、うつ状態、自律神経失調症など、心因性の疾患からくることもあります。代謝に係わる甲状腺や糖尿病、高血圧症に関係していることもあります。
また、全体的に免疫力が低下すると感染症になりやすく、帯状疱疹や風疹などでも耳鳴りは出現します。
顎関節や脛骨の歪み、女性ホルモンの減少による更年期障害でも、耳鳴りは起こります。また、睡眠不足や疲労、過度な飲酒や喫煙が、耳鳴りの症状をいつのまにか悪化させている場合もあるのです。
当院では、耳鳴りに対して以下の鍼灸施術を行います。
耳鳴りの多くは、内耳と呼ばれる耳の期間の不調によって起こります。
この結果、音を聞く蝸牛(かぎゅう)が誤作動をして音が響いたり、聞こえにくくなる可能性があります。
このため、まず内耳のリンパ液の改善及び血流を改善を行います。
自律神経のバランスが乱れると耳鳴りの強くなりがちです。
当院は自律神経のバランスを整えるのが得意です。耳鳴りの改善のために自律神経のバランスを整えることはとても重要です。
耳鳴りではとても免疫力が落ちた状態に陥りやすいです。ご自身の免疫力で治すことができるのですが、それも難しいことが多くあります。
免疫力を改善することは早期の改善にとって重要です。どうしても耳の症状ばかりに目が行きますが、ご自身の身体を全体的に強くするということがとても重要です。
当院では生活習慣の指導を行いながら、耳鳴りの改善を目指していきます。
耳鳴りが何に起因しているか徹底的に検査をするべきです。の改善のため、耳鳴りの検査を受けることが大切です。耳鳴りは、原因をみつけ、適切に対応することが改善には大切です。どうぞあきらめないでください。
大阪府豊中市 AMさん 31歳 女性 会社員
夏頃から右耳が塞がったような感じがあり低い“ボー”という耳鳴りの症状も始まったので、近所の耳鼻科を受診しました。聴力検査で低音の聞こえが悪くなっていることがわかり、ステロイド等を服薬しました。
一旦症状はましになりましたが、二週間ほど経ち、また耳鳴りがひどくなり、服薬を続けていましたが、症状はよくなりませんでした。
音が割れて聞こえるのでテレビの音を消し、なるべく音の無い生活をしていました。近所のスーパーにすら、外出する意欲もなくなってしまいました。
「この先ずっとこの耳鳴りと付き合っていかなければいけないのか・・・このまま耳が聞こえにくくなっていったらどうしよう・・・」と絶望しているときにネットで横幕鍼灸院を見つけました。
不安と期待を胸に治療を受けました。治療直後は特に何も感じなかったのですが、翌朝耳鳴りが治まっていました。本当にうれしかったです。耳鳴りは鍼灸治療で治せるんだ!と希望が持てました。
はじめの1ヶ月ほどは週2回、その後週1回のペースで通い続け、最後まで残っていた高い音の耳鳴りも治まりました。今ではバーゲンに出かけたり、プチ旅行に出かけたりと元の生活を取り戻すことができました。
鍼灸院で先生とお話をしていて
を感じています。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
土曜日・日曜日も診察しています。
当院は完全予約制です
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