文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年1月29日
めまいとは、平衡感覚に何らかの異常が生じ、視野が乱れたり、体のバランスがとれなくなったりする症状です。
めまいは急に起こるため、一度経験すると、またいつどこで起こるか不安に感じられる方も多いでしょう。
めまいは耳か脳に原因があって起こることが多いと言われていますが、どちらにも異常が認められず、原因がはっきりしない場合もあります。
原因がはっきりしない場合、よく言われるのが自律神経の乱れです。
自律神経はストレスなどによって乱れやすく、さまざまな不調を引き起こします。その中の一つにめまいもあります。
めまいは、その原因が耳か脳である場合は、改善することが必要です。原因疾患が良くなれば、めまいも改善する可能性が高いです。
しかし、自律神経の乱れによると考えられるめまいは、自律神経を整えなければなりません。めまいは自律神経と深い関係があります。
めまいを改善するためには、めまいと自律神経の関係について知ることが大切です。このページでは、めまいでお困りの方のために、めまいと自律神経の関係について詳しく説明しております。
【目次】
めまいの基礎知識についてご説明します。めまいに対処するためには、その特徴を知っておくことがとても大切です。
(1)めまいの症状
めまいの症状は大きく3つに分類されます。
①回転性のめまい
②浮動性のめまい
③立ちくらみ
(2)めまいの原因
めまいの原因の多くは、平衡感覚を司る耳か脳にあると言われています。
わたしたちの体は、耳(三半規管、耳石器)からの情報、目からの視覚情報、筋肉などからの知覚情報を脳が受け止めて、体のバランスを保つことができています。
しかし、何らかの原因によって耳の中の三半規管や耳石器に障害が生じると、誤った情報が脳ヘ伝わります。そのため、視覚情報や知覚情報との不一致が起こり、めまいが起こる原因となります。
また、耳に異常がなくても情報を受ける側の脳に異常がある場合も、めまいが起こる原因となります。
最近では原因を特定できないめまいも増えています。現代社会に多いストレスがめまいを引き起こすことも考えられます。ストレスは自律神経のバランスを崩し、めまいの原因となることがあります。
(3)めまいの対処法
めまいの対処としては、お薬が中心となりますが、ケースによっては頭位運動、平衡訓練、を行うこともあります。
また、日常生活の見直しもめまいの改善に役立ちます。
めまいと同時に体のまひや激しい頭痛、意識障害などが見られる場合は、命にかかわる場合もありますので、救急車を呼ぶなど迅速な対応が必要です。
自律神経とは体内を良い状態に保つために働く神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、それぞれは正反対の作用があります。交感神経は緊張したとき、副交感神経はリラックスしたときに働きます。
交感神経と副交感神経は、状況に応じて切り替わり、本人の意思でコントロールすることはできません。
交感神経が作用すると
副交感神経が作用すると
交感神経が作用すると臓器が活発に働き、副交感神経が作用すると穏やかになる傾向がありますが、胃腸の働きに関してはイメージと逆ですね。
交感神経と副交感神経から成り立つ自律神経がバランス良く働くことで、わたしたちの体は健康に保たれています。体に自然に起こっていることが、実は自律神経によってコントロールされているのです。
自律神経が何らかの原因でバランスを崩してしまうと、さまざまな不調が起こります。体に変調が起こり、検査を受けても原因がはっきりしない場合、自律神経の乱れがかかわっている可能性があります。
めまいと自律神経の関係を知ることで、めまいヘの対処に役立てましょう。
めまいは耳か脳の異常により起こることが多いと言われていますが、原因が特定できないこともあります。
症状があるにもかかわらず、めまいの原因となる異常が耳にも脳にも認められない場合、ストレスによるものと言われることがよくあります。
長期間ストレスを感じると交感神経が優位になり続け、自律神経のバランスが崩れてきます。交感神経が優位になると血管が収縮し、その状態が長く続くと耳や脳ヘ酸素や栄養が十分に行き渡らず、機能が低下することが考えられます。
自律神経のバランスが崩れることで、めまいや動悸、頭痛、多汗などさまざまな症状が現れます。原因不明のめまいは、自律神経の乱れによる症状の一つである可能性があります。
不規則な生活や睡眠不足、人間関係などによる強いストレスが自律神経のバランスを崩し、不快な症状を引き起こします。自律神経が乱れると、めまいだけではなく、他にも症状が現れる可能性があります。
自律神経の乱れによる不調は、心身に大きなストレスがかかっていることを示すサインです。放置せず、きちんと対処しましょう。
めまいを軽くする自律神経の整え方を知り、少しずつでも実践しましょう。
めまいの原因が耳や脳の異常ではなく、自律神経の乱れによるものと考えられる場合、その原因となるものを少しでも取り除けるよう心がけましょう。
特別難しいことをするのではなく、日常生活を少し見直すことで良いのです。
(1)十分な睡眠をとる
不規則な生活や不眠などで睡眠が十分にとれないと、自律神経の乱れの原因となります。できるだけ決まった時刻に就寝・起床するようにしましょう。
(2)深呼吸を行う
ストレスを感じているときは交感神経が優位となり、呼吸が浅くなりがちです。このようなときは深呼吸をすることで、自律神経が整います。
(3)軽い運動を行う
めまいでお困りの方は首から背中の部分が凝り固まっていることが多いので、ストレッチなどでほぐしましょう。頭部ヘの血流が良くなり、睡眠の質も良くなるため、めまいの改善につながります。
(4)カフェインを控える
カフェインは脳を興奮させ、交感神経を優位にする恐れがあります。コーヒーや紅茶、緑茶、栄養ドリンクなどカフェインを多く含む飲み物をとりすぎないようにしましょう。
(5)仕事や役目など、大きすぎる負担を手放す
長時間の残業や組織内の役目などでストレスを感じている場合は、少し量を減らすことを考えましょう。ストレスが軽減すれば自律神経は整いやすくなります。
(6)腹八分目を心がける
食事のとりすぎは自律神経の乱れの原因となります。ゆっくり食べることを意識して、食べすぎないようにしましょう。
(7)趣味を楽しむ
好きなことをして楽しみリラックスすると、自律神経を整えるのに役立ちます。
●自律神経のバランスを戻す |
自律神経の乱れからめまいの症状が起こることも多々あります。また、自律神経失調症の症状を併発している方も多いです。このため、めまいを改善するためには自律神経のバランスを整えることが重要です。当院の鍼灸では自律神経のバランスに着目して施術を行います。 |
●免疫力の改善 |
免疫力の改善はめまいを良くするためには重要です。めまいは体力を奪います。また免疫力の低下によって更に症状が悪くなります。見落としがちですがめまいを改善するためには大きなポイントです。当院の鍼灸では免疫力・自然治癒力を上げ、薬を使うことなくめまいの改善に努めます。 |
めまいを改善するためにも、自律神経のバランスをしっかりとすることが大切です。
めまいは自律神経に大きな影響を与えますが、しっかりと対応をすることが重要です。どうぞあきらめないでください。
兵庫県神戸市灘区 OMさん 34歳 女性 歯科助手
当初、急性胃炎、メニエール病共に病院で処方された薬を飲んでも改善されず、日々症状に波があり精神的にも不安定になっていました。検査でも異常がなく、原因がわからないまま薬を飲み続ける事に不安を感じ、鍼灸治療に目を向けました。
特に横幕鍼灸院では耳の治療を重点的にしてくださるとの事で、数ある鍼灸院の中でも、こちらを選ばせて頂きました。こちらを受診して最も良かったのは、先生が不安や症状を全部聞き出してくれたこと、治療を継続すれば、必ず治ると断言してくださったことです。
そのため、治療を繰り返しながらも、逐一自分の体調がどの段階にあるのかを把握でき、安心して治療に通うことができました。その上、先生がおっしゃるとおりに症状が改善されていくので先生をさらに信頼し、当院に通わせて頂くのが楽しみになってきました。
自分の病気が回復するのかわからない事が一番の不安でしたが、先生と話を重ねることで自分の病気と身体を知り、積極的に治療に向かうことができました。また、トータル的に診察してくださいますので、自分の知らなかった不調な場所を知る事が出来たのも当院の魅力の一つです。
体の不調は本当につらい事でしたが、先生方に出会えた事とによって健康のありがたさを実感し、自分の体を大切にしたいと思いました。心から笑うことができ、心身ともに健康で穏やかに日々を過ごせることが幸せだと改めて思いました。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
土曜日・日曜日も診察しています。
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