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文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年1月29日

下船病

下船病の症状・原因について

更新日:2018年10月23日

下船病(げせんびょう)とは、船から降りたあとも船に乗っている時のような揺れを感じてしまう現象です。乗り物に乗っている時に感じる気持ちの悪さを「乗り物酔い」とするなら、乗り物から降りたのに揺れを感じてしまう状態が「下船病」です。

下船病の症状は、乗り物酔いとよく似ていて、吐き気やめまいなど様々です。下船病の症状はすぐおさまるケースから、数年間続くケースまで個人差があります。いつでも誰にでも下船病を発症する可能性がありますが、とくに女性に多い傾向があると言われています。 

本来は一過性でおさまるはずの下船病ですが、重症化すると日常生活が困難になってしまうこともあります。 

下船病を治すためには、下船病の症状・原因・治療について知ることが大切です。このページでは、下船病の症状・原因について詳しく説明しております。 

 

【目次】

  1. 下船病とは?
  2. 下船病の症状
  3. 下船病の原因
  4. 下船病の一般的な対応
  5. 下船病に対する当院の方針
  6. 患者さんの声

1.下船病とは

下船病とは、船から降りて地面に足がついているのにもかかわらず、船に乗っているような感覚が続く現象です。船だけでなく車や遊園地のアトラクションなど、いろいろな乗り物で発症する恐れがあります。 

「揺れていないのに揺れている」、体がそう感じてしまう結果、めまいや吐き気などの症状が引き起こされてしまいます。 

下船病とよく似た状態を示す言葉に、「陸揺れ(おかゆれ)」や「地震揺れ」などがあります。どれも、揺れていないはずなのに揺れているように感じてしまう状態を指します。 

下船病は再発しやすいと言われており、2度目は1度目より症状が重くなる傾向があります。一度下船病になってしまった方は、乗り物選びに注意が必要です。

2.下船病の症状

下船病の症状は、乗り物酔いで感じる症状とよく似ています。動いているときより、じっとしている方が症状を強く感じる傾向があります。 

下船病は、自分では体が揺れていると感じていても、見た目ではほとんどわかりません。しかし、重症の下船病になると他人から見てもわかるくらい体が揺れている場合もあります。

この「揺れている」という感覚には、自律神経が深く関わっています。そのため、下船病では自律神経が乱れたときに生じるめまいや頭痛などの症状を感じる方も多くいらっしゃいます。 

1)下船病の症状

  • 体が揺れているように感じる
  • 頭が痛い
  • めまいがする
  • 吐き気がする
  • 食欲がなくなる
  • パソコンや読書が苦痛になる 

2)下船病の期間

下船病の症状は、一過性なので通常であれば数分~数日くらいでおさまります。しかし、中にはこの症状が1年以上続く方もいらっしゃいます。

3.下船病の原因

下船病の原因は、はっきりわかっていません。しかし、平衡感覚と視覚情報のズレが影響しているのではないかと考えられています。 

乗り物に乗っているときは、目から見る景色も揺れていて体も揺れています。乗り物から降りると、目から見える景色は揺れず体も揺れていません。

本来であれば、このように目から見える景色(視覚情報)と体の揺れ(平衡感覚)は一致します。しかし、これが一致しないときに下船病の症状が現れます。 

視覚情報と平衡感覚が一致しない理由は、体が揺れに対応しようとしていた過去の記憶が脳に伝わってしまうことにあります。平衡感覚は耳の内部にある「三半規管(さんはんきかん)」という場所で感知しているのですが、乗り物に乗るなどいつもと違う刺激が三半規管に加わると、平衡感覚が狂い自律神経も乱れていきます。 

下船病の発症を誘発する恐れがあるものに、以下のようなものが挙げられます。

  • 電車
  • 地震
  • 高速エレベーター
  • 遊園地のアトラクション

 下船病の再発を防ぐためには、下船病の原因になってしまったと考えられる乗り物をできるだけ避けることが重要です。どうしてもさけられない場合は、体調をできるだけ良い状態にして乗るようにしましょう。

4.下船病の一般的な対応

下船病の治療は、一般的に耳鼻科か脳神経外科で行われます。しかし、下船病は原因がはっきりしていないため、効果的とされる方法がないのが現状です。 

下船病でお困りの方は強いストレスを感じていることが多いようです。ストレスは自律神経の乱れを招き、より下船病の症状を悪化させてしまう恐れがあります。 

元々、生理的な反応である下船病が一過性でおさまらず長期化してしまった理由は、こころやからだに疲れが溜まって体調が万全ではなかった可能性もあります。

ストレッチなどで軽く体を動かしたり、音楽を聞いてリラックスしたりすることで、自律神経も整い下船病の症状が和らぐ可能性があります。 

5.下船病に対する当院の方針

当院では、下船病を改善するために以下の方針で施術します。

1.自律神経のバランスを改善

当院の鍼灸治療では、自律神経のバランスを治療します。下船病で苦しんでいる方は、交感神経が過敏な状態となっています。交感神経が強くなると、下船病の症状が強くなり、改善しにくい状態となります。自律神経のバランスを取り戻すことにより、下船病の改善を行います。

2.三半規管

下船病の方は、身体が緊張して、固くなっています。また耳の三半規管にも大きな負担がかかるので、ふらつき・めまいの症状が出やすくなります。当院では、三半規管の状態を改善することによって、下船病の症状を緩和させていきます。下船病の改善にはとても重要です。

3.免疫力の向上

下船病で苦しんでおられる方は、胃腸の調子も弱くなり、体力の低下が見られます。食事も十分にとりにくくなり、不眠などの症状が続き、身体がゆっくりと休めていません。この結果、免疫力が低下します。免疫力の低下は下船病の症状をさらに悪化させる悪循環となります。しっかりと免疫力を改善して、あなた本来の状態へと戻して行きます。

下船病はとてもは苦しい病気です。どこに行っても改善しないのでお悩みの方が多いです。実際、当院に来られるのはそのような方ばかりです。下船病は原因をみつけて、しっかりと対応することが大切です。一人悩まず、あきらめ泣いてください。

兵庫県神戸市中央区 HKさん 57歳 女性 主婦

患者さんの声 下船病

起き上がれずに嵐の海を漂う船に乗っているような感覚で、とてもつらい日々を送っていました。いくつかの病院で、いろいろな検査をしましたが、原因がわからず、絶望的な気持ちになっていたとき、横幕鍼灸院を見つけ、どこの病院でも言われなかった「治りますよ」の先生の言葉を聞いたとき、やっと嵐の海から救われると思いました。

兵庫県神戸市中央区 HKさん 57歳 女性 主婦

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10年以上前から、たびたび回転性の激しいめまい発作が起き、2~3日起き上がれずに嵐の海を漂う船に乗っているような感覚で、とてもつらい日々を送っていました。

いくつかの病院で、いろいろな検査をしましたが、原因・治療法がわからず、絶望的な気持ちになっていたとき、横幕鍼灸院を見つけ、どこの病院でも言われなかった「治りますよ」の先生の言葉を聞いたとき、やっと嵐の海から救われると思いました。

そして、その言葉通りどんどん良くなり、台風でも少しの睡眠不足も不安ではなくなりました。生活習慣や食事内容など、いろいろアドバイスをいただきながら、どんどん元気になっています。横幕先生、受付スタッフの方には、ほんとうに感謝しています。

*個人の感想であり効果を保証するものではありません。

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