文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年10月14日
「頭鳴り」とは、頭の中で、高い音、低い音、ピーピー音など様々な音が鳴る症状を言います。
一般的な耳なりとは異なり、頭の中でなっており、どの場所か特定しにくいことが多いです。非常につらい症状で、精神的な苦痛も大きいです。
頭鳴りを改善するためには、頭鳴りの症状・原因などについて知ることが大切です。このページでは、頭鳴りの症状・原因・対処などについて詳しく説明しております。
【目次】
頭鳴り(ずめい、tinnitus)は、外部からの音がないにもかかわらず、本人にだけ音が聞こえる状態を指します。
頭の中で「キーン」や「ブーン」といった音が鳴ることが多く、耳鳴り(じめい)とは密接に関係していますが、耳ではなく、主に頭の中で音を感じる場合に「頭鳴り」として区別されることがあります。
頭鳴りは短期間で終わる場合もありますが、慢性的に続く場合もあり、日常生活に支障をきたすこともあります。
この現象は、年齢に関係なく発生することがありますが、特に中高年に多く見られます。頭鳴りそのものが病気というわけではなく、何らかの身体的・精神的な要因によって引き起こされる症状のひとつとして現れることが一般的です。
健康的な生活を送っていても突如発生することがあるため、誰もが経験する可能性があります。
加齢に伴い、聴覚機能が低下することで、耳や脳が外部からの音を適切に処理できなくなる場合があります。この結果、脳が無意識にノイズを補おうとして、頭鳴りが発生することがあります。特に高齢者に多く見られるケースです。
頭鳴りは、脳や耳の周りの血流の異常が原因となることがあります。例えば、動脈硬化や高血圧により血流が乱れると、血液の流れる音が頭の中で「ドクドク」や「ブーン」と感じられることがあります。これを血管性頭鳴り(パルス性耳鳴り)とも呼ぶことがあります。
過度なストレスや不安は、頭鳴りの原因となることが多いです。ストレスによって交感神経が刺激され、脳や耳の機能が乱れ、頭鳴りが引き起こされると考えられています。また、睡眠不足や疲労が蓄積すると、症状が悪化することもあります。
脳腫瘍や脳血管の異常、脳炎など、脳そのものに異常がある場合も頭鳴りが起こることがあります。特に、急激な頭鳴りや片側だけの頭鳴りが発生した場合は、医療機関での診察が必要です。
耳鳴りが原因で頭鳴りが発生することもあります。メニエール病や中耳炎、聴神経腫瘍など、耳の内部に問題がある場合は、頭鳴りが付随して現れることがあります。耳の疾患は、適切な対応を行うことで改善する場合が多いです。
頭鳴りの音の種類は人それぞれ異なり、「キーン」という高音や「ブーン」という低音、または「ザーッ」といったホワイトノイズのような音が聞こえることがあります。音が断続的に聞こえる場合もあれば、常に鳴り続けることもあります。
頭鳴りの音の強さもまた個人差があり、かすかに感じる程度のものから、非常に大きな音として感じるものまで様々です。音の強さが日常生活に支障をきたす場合もあり、集中力の低下や睡眠障害を引き起こすこともあります。
頭鳴りの持続時間もさまざまで、一時的なものから慢性的に続くものまであります。短期間で自然に消失することもあれば、数週間から数ヶ月、さらには数年にわたって続くこともあります。
頭鳴りと同時に頭痛、めまい、耳の痛み、難聴などの症状が現れることがあります。これらの症状が併発する場合、原因となる疾患が潜んでいる可能性が高いため、医師の診察を受けることが推奨されます。
頭鳴りの原因がストレスや血流の異常である場合、お薬による対応が効果的です。血行を改善する薬や抗不安薬、抗うつ薬が処方されることがあります。また、耳の疾患に起因する場合は、抗生物質や炎症を抑えるお薬が使用されることもあります。
ストレスや不安が原因で頭鳴りが発生している場合、心理療法やカウンセリングが効果を上げることがあります。特に、認知行動療法(CBT)は、頭鳴りに対する不安や恐怖心を軽減し、症状の改善を図る方法として注目されています。
聴覚機能が低下している場合、補聴器を使用することで外部からの音を増幅させ、頭鳴りを軽減することができます。また、ホワイトノイズや自然の音を流す音響療法も、頭鳴りの軽減に役立つことがあります。
頭鳴りの原因が脳腫瘍や耳の疾患に関連している場合、外科的対応が必要になることもあります。この場合は、専門医による精密な検査と診断が不可欠です。
ストレスを減らし、健康的な生活習慣を維持することも、頭鳴りの予防や改善に重要です。
バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけることが推奨されます。
また、カフェインやアルコールの過剰摂取を避けることも頭鳴りの軽減に役立ちます。
ストレス、疲れなどにより自律神経のバランスが乱れることが頭鳴りの原因となることが多々あります。
特に交感神経が強くなっている場合は、頭鳴りの症状が強くなりやすいです。
当院では自律神経のバランスを整える鍼灸施術を行います。
頭鳴りでお困りの方を診させて頂きますと、免疫力低下の方が多くおられます。合わせまして、長期間の頭鳴りにより、精神的・肉体的にもダメージを受けます。
この結果、免疫力の低下がおこり、頭鳴りの症状が強くなります。当院では、免疫力を改善するツボに鍼灸施術を行い、頭鳴りの改善を目指します。
頭鳴りは、病院で「慣れてください」「良くなりません」などと言われることも多くあります。大変つらい思いをされている方が多いです。頭鳴りは原因を見つけ、しっかりと対処をすることが改善には大切です。どうぞあきらめないでください。
広島県広島市 KKさん 43歳 女性 主婦
ある日突然耳鳴りが始まり、すぐに耳鼻科に行きました。聴力に問題がなかったためビタミン剤を飲みながら様子を見ていましたが、1か月後には聴覚過敏になり、耳の閉塞感もひどくなってきました。
ステロイド剤も飲みましたが、特に変化がなかったので総合病院でMRIとCTの検査をしてもらいましたが、特に問題がありませんでした。副作用のことを考え、ステロイド剤をやめて漢方薬なども飲みましたが効果なし。
耳鼻科の先生もこれ以上できることはなく、症状とうまく付き合っていくしかないとおっしゃるばかりでした。その頃は、特に聴覚過敏のせいで日常生活にかなり支障をきたしていました。食器がぶつかる音はもちろん、ほんの些細な物音でも耳を通り越して脳にパーンと響いてきます。外出するのもかなりつらい状態でした。
これは精神的な問題なのかなと心療内科についてネットで調べていたら偶然、横幕鍼灸院のサイトにたどりつきました。
ここで初めて「耳の病気を治す」という言葉を目にすることができたのです。広島から神戸まで通うことを最初は迷いましたが、このままでは普通の生活ができないと思い、電話をかけてみました。結果、思い切って通うことにして大正解でした。
鍼灸院は初めてでしたが痛みもなく、治療のたびに少しずつ良くなる感じがしました。先生が明確に病状や治療について説明してくださるので精神的にも安心できました。遠方ですがローラー鍼を使うことで毎日治療できることもありがたかったです。今思えば治療を初めて1か月過ぎたころにぐっと音の響きが少なくなったように思います。
耳だけでもなく、膝の痛みも治療していただき本当に助かりました。もともと冷え症気味なのですが、最近は血行も良くなった気がします。まだまだ普通の人より音が響いたり、閉塞感があったりしますがこれからもコツコツ治療を続けて完全に治せたらいいなあと思います。本当にありがとうございました。これからも宜しくお願いします。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
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2024年12月31日(火)から2025年1月3日(金)まで冬季休診とさせていただきます。
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