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音響障害

音響障害の症状・原因について

音響障害とは、突然大きな音を聞いたり、大きな音を聞き続けたりすることで、内耳にダメージを受け、聴力が低下することを言います。

聴力の低下以外にも、耳鳴りや耳が詰まった感じがあり、場合によっては痛みを感じることもあります。 

常に大きな音が発生している職場で働く人や、激しい音楽を好む人などは、耳に強い刺激を与えることが多いので、音響障害を発症しやすいと言えます。 

しかし最近では、お子さんでもイヤホンを使ってゲームをしたり、スマホの動画を見たりする機会が多いので、音響障害を発症することがあります。

適正音量であっても長時間聞き続けると、音響障害を発症する可能性がありますので、ときどき耳を休ませましょう。 

小さいお子さんの場合は、本人もご両親も気づきにくく、いつの間にかある音域が聞こえにくくなっている場合があります。以前より話し声が大きくなったり、テレビの音を大きくして見ていたりしていないか、注意してみましょう。 

音響障害は治療が長引く可能性もあります。音響障害を繰り返すと、症状が悪化することもあります。職場で支障なく働くため、好きな音楽を楽しむためにも、できるだけ音響障害にならないよう、予防しましょう。 

音響障害を治すため、予防するためには、音響障害の症状・原因・対処法について知ることが大切です。このページでは、音響障害を治したい方、予防したい方のために、音響障害の症状・原因・対処法について詳しく説明しております。 

 

【目次】

  1. 音響障害とは
  2. 音響障害の症状
  3. 音響障害の原因
  4. 音響障害の対処法

1.音響障害とは?

音響障害とは、極めて大きな音を聞いたり大きな音を長く聞き続けたりすることで、聴力が低下することを言います。

耳が詰まった感じや、耳鳴りがすることもあります。あまりに音が大きいと痛みを感じることもあります。 

私たちは内耳の蝸牛(かぎゅう)という部分にある有毛細胞で音を感じ取っているのですが、非常に大きな音を聞くと有毛細胞がダメージを受けます

そのために聴力が低下することになってしまいます。 

音響障害には、急性のものと慢性のものがあります。 

1)急性(音響外傷)

突然非常に大きな音を聞くことで聴力の低下が起こります。

  • 銃声
  • ロックコンサート
  • 爆竹 

2)慢性(騒音性難聴、ヘッドホン難聴)

大きな音を長時間聴き続けることで聴力の低下が起こります。職業的なものが多いとされますが、対策を講じることで音響障害を予防できる可能性があります。

  • 工事現場
  • 工場
  • ヘッドホンやイヤホンでの音楽鑑賞
  • パチンコ店

2.音響障害の症状

音響障害の症状には次のようなものがあります。

  • 耳鳴り
  • 耳の詰まった感じ
  • 特定の音域が聞こえにくい
  • 耳の痛み 

1)音響外傷の症状 

音響外傷では、非常に大きな音を聞いた直後は、耳の詰まった感じ自分の声が耳の中で響いているような感じがします。それが治まると、耳鳴り難聴の症状が現れます。音響外傷の原因となる音源に近い側の耳だけに起こります 

音響外傷には一過性のものがあり、難聴の程度が軽く自然治癒したり、短期治療で治ったりするケースもあります。 

2)騒音性難聴・ヘッドホン難聴の症状 

騒音性難聴・ヘッドホン難聴は大きな音を長く聞き続けることで起こる、慢性の症状なので、初期段階では自覚症状が少なく、指摘されるまで気づいていない人もいます。両耳に同程度の難聴が起こります。耳の詰まった感じはあまりないようです。 

会話をするときに不自然に大きな声であると指摘されたり、ある音域が聞こえにくいと感じたりした場合は、騒音性難聴・ヘッドホン難聴の疑いがあります。

3.音響障害の原因

▲クリックして画像を拡大

音響障害の原因は、突然大きな音を聞いたり、大きな音を聞き続けたりすることで、内耳の有毛細胞を傷つけることにあります。

内耳の有毛細胞は、音を聞き取る働きがあるので、大音量にさらされることでダメージを受けると、聴力が低下することになります。 

一般的に、85dB以上の音で難聴が発生し、130dB以上の音で耳が痛くなると言われています。難聴の程度は、原因となる音の大きさや聞いていた時間、個人によって異なります。 

1)音響外傷

110dB以上の音をある程度の時間聞くと、音響外傷を発症すると言われています。 

①原因となりうる音の大きさ

  • 銃声・ダイナマイト:140170dB
  • 航空機:130dB
  • 雷:125dB 

②原因となりうる環境

  • ライブハウス、クラブに行くことが多い
  • 飲酒後に大音量の音楽を聞き続ける 

2)騒音性難聴、ヘッドホン難聴

85dB以上の音を長く聞き続けると、騒音性難聴・ヘッドホン難聴を発症すると言われています85dBの音を18時間聞いていると515年後に騒音性難聴・ヘッドホン難聴を発症する可能性があります。 

①原因となりうる音の大きさ

  • ロックコンサート・ライブ:110dB
  • ヘッドホンやイヤホンで聞く音楽の音量:100dB
  • ドライヤー:100dB
  • 電車の中・工事現場:85dB
  • 街の騒音:70dB 

②原因となりうる環境

  • 空港の近くに住んでいる
  • 常に大きな音が発生する職場で働いている
  • ヘッドホンやイヤホンで音楽を聞くことが多い 

特別大きな音ではなくても、長時間聞き続けることで耳を刺激し、音響障害を発症する場合もあります。 

また同じ環境にあっても、音響障害が起こる人と起こらない人がいます。個人差もありますが、そのときの体調によっても違いますので、ストレス睡眠不足にも注意しましょう。

4.音響障害の対処法

音響障害の治療は、主に薬物治療を行います。音響障害は早く治療を行えば早く治る確率が高いと言われています。耳に異常を感じたら、なるべく早く検査を受け、治療を開始しましょう。 

また、大きな音が出ると予測される場所では、音響障害にならないよう、予防することが大切です。音響障害を起こしやすい環境に慣れてしまってはいないか、ときどき見直してみましょう。 

1)薬物治療

  • ビタミン剤
  • 血流改善剤
  • 血管拡張剤 

2)予防法

  • 100dB以上の音は15分以上聞かない
  • 大きな音の出る職場では、支障のない範囲で耳栓をして作業をする
  • ロックコンサートに行く前は飲酒をしない
  • 頭を振りながら大音量を聞き続けない
  • 音響設備から離れる
  • ヘッドホンやイヤホンを使用して音楽を聞くときは音量を大きくしすぎない
  • 特別大きい音ではなくても長時間聞き続けないようにする 

コンサートやライブの後に起こる音響外傷は一過性のものが多く、自然治癒や治療による早期回復が望めます。しかし、何度も繰り返していると慢性化して難聴になってしまう可能性がありますので、予防が大切です。 

自分が聞いている音は難聴を起こすような大きさの音ではないという方も、あまりに長時間になると音響障害を起こす可能性があります。常に音のある環境にいる方は、耳に異変がないかをときどき確認しましょう。 

音響障害は、個人やその日の体調によっても起こる場合と起こらない場合があり、症状の程度も異なりますので、ストレスを解消し、睡眠を充分にとって体調を整えることも大切です。 

音響障害の治療は時間がかかることもありますが、根気強く治療を行い、定期的に聴覚検査を受けて、改善の度合いを確認しましょう。 

音響障害は早期治療で改善できますが、繰り返していると慢性化してしまうこともありますので、早期の治療が大切です。原因を見つけしっかりと治療すれば、音響障害は良くなる病気です。どうぞあきらめないでください。

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