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文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年1月29日

前庭神経炎

前庭神経炎の症状・原因について

前庭(ぜんてい)神経炎は、めまいの原因のひとつです。前庭神経炎の症状として、突然ぐるぐる回る回転性の激しいめまいが起こります。

2~3日続いた後、徐々に症状は軽くなりますが、立ちあがった時や歩行時のふらつきは、長期間続くことが多く、日常生活に支障をきたすことがあります。

前庭神経炎では、悪心(おしん)や嘔吐を伴うことがありますが、耳の聞こえには全く異常がないことが特徴です。

前庭神経炎の多くは、風邪やウイルス感染などの後に発症します。

そのため、平衡感覚をつかさどる前庭神経が、ウイルス感染や血行障害によって障害されて発症すると考えられていますが、明らかな原因はわかっていません。

前庭神経炎は、めまいの症状を改善する薬や副腎皮質ステロイドで用います。しかし、立ちあがった時や歩行時のふらつきなどの症状が、長期間残る場合もあります。前庭神経炎の慢性期の症状を改善するには、規則正しい生活や、平衡訓練などがすすめられます。

前庭神経炎を改善するには、前庭神経炎の症状・原因などについて知っておくことが大切です。このページでは、前庭神経炎について詳しく説明しております。


【目次】

  1. 前庭神経炎とは
  2. 前庭神経炎の症状
  3. 前庭神経炎の原因
  4. 前庭神経炎の一般的な対応
  5. 前庭神経炎に対する当院の方針
  6. 患者さんの声

1. 前庭神経炎とは

前庭神経炎とは、めまいの原因のひとつです。男女とも30歳から50歳代に多く、風邪や発熱の後などに引き続いて、突然発症することが多い病気です。

前庭神経は、耳の奥にある平衡感覚をつかさどっている神経です。

内耳にある半規管(はんきかん)と耳石器(じせきき)で感知した体の回転や直線の動きの信号を脳に伝える働きがあります。

前庭神経炎は、その前庭神経のウイルス感染や血行障害によって発症し、平衡感覚に障害が起こります。そのため、前庭神経炎では、突然ぐるぐるとまわる感覚の回転性のめまいが2~3日続きます。

その後、体を動かした時や、歩く時にふらついたりする症状が、長期間続きます。
めまいの症状を改善する薬や、副腎皮質ステロイドで治療しますが、症状の改善には、規則正しい生活や平衡訓練なども行います。

2. 前庭神経炎の症状

前庭神経炎の症状は、突然、回転性のめまいが起こります。症状は激しく、じっとしていても、頭や体がぐるぐる回る感じがします。また、悪心や嘔吐を伴う場合もあります。

こうした前庭神経炎の症状は、2~3日続くことが多く、1週間程度は歩くことができない場合もあります。その後、徐々に前庭神経炎のめまいの症状は回復します。

しかし、歩行時や体を動かした時にふらつく症状は、しばらく続き、約半数の方では、6ヵ月後でもふらつきの症状が見られることがあるようです。

前庭神経炎の症状として、聞こえには全く異常がないのが特徴です。難聴や耳鳴り、耳が閉塞して詰まる感じなどの症状はありません。それは、内耳の中でも、聴覚をつかさどる蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる部分には炎症がないためです。

前庭神経の障害が完全に回復しない場合には、前庭神経炎の症状が残ってしまうことがあります。しかし、前庭代償(ぜんていだいしょう)といって、脳には平衡感覚を調節する機能があり、めまいやふわふわした感じは、その機能によって改善されます。

しかし、体を動かした時や歩行時のふらつきは残ることがあります。

3. 前庭神経炎の原因

前庭神経炎の原因は、明らかになっているわけではありません。

しかし、風邪や発熱、耳鼻科関連の感染症の後に発症することが多いため、ウイルス感染が原因のひとつと考えられています。

また、前庭神経に感染が見られない場合もあり、前庭神経の血管の一時的な血行障害も、前庭神経炎の原因のひとつとしてあげられています。

前庭神経炎でめまいが起きる原因は、内耳の半規管や耳石器から前庭神経までに炎症が発症し、平衡感覚が障害されることによります。

4. 前庭神経炎の一般的な対応

前庭神経炎が発症直後の急性期で回転性のめまいが強い場合には、安静を保つために入院する必要がある事もあります。とてもつらいです。

■前庭神経炎の急性期

前庭神経炎の急性期の対応としては、めまいなどの症状を軽くする対症を行います。

めまいには、一般的なめまいに使用する注射、悪心・嘔吐には乗り物酔いなどに使用する吐き気止めが投与されます。

 

■前庭神経炎の慢性期

前庭神経炎の急性期以降では、適度な運動が前庭代償を促して、めまいの症状が軽くなることがわかっています。平衡訓練は、理学療法のひとつです。いろいろな方法がありますが、一部を紹介しましょう。

  • 両腕を左右に広げて親指を立てます。顔は動かさずに、左右の親指を交互に見ます。
     
  • 両腕を上下に広げて親指を立てます。顔は動かさずに、上下の親指を交互に見ます。
     
  • 左手で顔を押さえます。右腕を伸ばし親指を立てます。左右に動かして、目で追います。
     
  • 右手で顔を押さえます。左腕を伸ばし親指を立てます。上下に動かして、目で追います。
     
  • 右腕を前に伸ばし親指を立てます。親指を見たまま、頭を左右に30度ずつ回します。
    同様に、頭を上下に30度ずつ上げ下げします。同様に、首を左右に傾けます。

前庭神経炎によるめまいは突然発症し、症状が長期にわたって続く場合には、日常生活に大きな支障をきたします。前庭神経炎の急性期後は、適度な運動やバランスの良い食事、規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとることが重要です。

5.前庭神経炎に対する当院の方針

病院で検査をしても原因不明、薬でも改善しない前庭神経炎があります。この結果、めまいの症状に加えて、自律神経失調症の症状を引き起こす前庭神経炎方も多くられます。 

前庭神経炎を治すため、当院の鍼灸では以下のポイント重点的に対応します。

内耳の血流とリンパ液の流れの改善

前庭神経炎においては内耳の血液循環とリンパ液の循環が悪くなることにより起こることが考えられます。ここは検査ではわかりにくい部分です。こちらを改善するツボを改善します。内耳の血液循環とリンパの流れの改善を目指します。

自律神経のバランスを整える

身体が緊張状態になるとリンパ液の流れも悪くなりより症状が強くなります。前庭神経炎の方は自律神経のバランスが乱れやすくなります交感神経が強くなりすぎるため、様々な不調が出やすいです。

これらを改善するため、自律神経のバランスを整える鍼灸を行います。

免疫力の改善

前庭神経炎の方は免疫力の低下のため、症状が改善しにくい状態になります。

ご自身の免疫力を上げることは、前庭神経炎の改善には重要です。

当院では薬を使わずに免疫力を上げ、前庭神経炎の改善を目指します。

前庭神経炎はいつ治まるのか?不安が大変大きい病気です。病院では一時的に治まっても再発するのが前庭神経炎の特徴です。前庭神経炎の症状だけではなく、自律神経のバランス、免疫力の向上も大切です。前庭神経炎は原因を見つけ、しっかりと対応することが必要です。どうぞあきらめないで下さい。

患者さんの声 前庭神経炎

10年以上前から、たびたび回転性の激しいめまい発作が起き、2~3日起き上がれずに嵐の海を漂う船に乗っているような感覚で、とてもつらい日々を送っていました。

兵庫県神戸市中央区 HKさん 57歳 女性 主婦

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10年以上前から、たびたび回転性の激しいめまい発作が起き、2~3日起き上がれずに嵐の海を漂う船に乗っているような感覚で、とても辛い日々を送っていました。

いくつかの病院で、いろいろな検査をしましたが、原因・治療法がわからず、絶望的な気持ちになっていたとき、横幕鍼灸院を見つけ、どこの病院でも言われなかった「治りますよ」の先生の言葉を聞いたとき、やっと嵐の海から救われると思いました。

そして、その言葉通りどんどん良くなり、台風でも少しの睡眠不足も不安ではなくなりました。生活習慣や食事内容など、いろいろアドバイスをいただきながら、どんどん元気になっています。横幕先生、受付スタッフの方には、ほんとうに感謝しています。

*個人の感想であり効果を保証するものではありません。

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