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文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年1月30日

老人性難聴

老人性難聴の症状・原因について

老人性難聴とは、耳の老化によって聞こえが悪くなった状態をいいます。老人性難聴は高い音や人が話す言葉の聞き取りが難しいという特徴があります。

老人性難聴が進行すると、自信喪失やうつを引き起こすきっかけとなる場合があります。

相手の話し方のために聞き取りづらさがあるのではと考えておられた方も、次第に周囲は普通に会話を聞き取れていることに気づくでしょう。

難聴があることで疎外感に包まれたり、人との交流を避けたりするようになると、円滑な社会生活の営みも難しくなります。

老人性難聴は耳の老化で防ぎようのないものとされることが多い病気です。このため、多くの方がお悩みになられています。ですが、老人性難聴は原因を把握し、対処をすることによって失った聴力を補うことのできる症状です。

老人性難聴と上手に向き合っていくためには、老人性難聴の原因・症状について知ることがとても大切です。このページでは、老人性難聴の症状・原因について詳しく説明しております。


【目次】

  1. 老人性難聴とは
  2. 老人性難聴の症状
  3. 老人性難聴の原因
  4. 老人性難聴の治療
  5. 老人性難聴に対する当院の方針
  6. 患者さんの声

1.老人性難聴とは

老人性難聴とは、耳の老化による生理的な変化によって耳の聞こえが悪くなった状態です。

耳の老化は40代ごろから始まり、60代ごろから急速に進むと考えられています。ただ耳の老化は進行が緩やかで個人差があるものです。

そのため、音の伝わりや感じとる機能が低下していても、その変化に気づきにくい場合があります。

耳の中は「外耳」「中耳」「内耳」の3つに分けられ、それぞれに耳の聞こえに必要な構造があります。

耳介(じかい:外に張り出している、いわゆる耳と呼ばれる部分)で集められた音は、外耳道の奥にある鼓膜を震わせます。

その振動が鼓膜の奥にある鼓室で増幅され、内耳にある蝸牛(かぎゅう:かたつむりの殻のような形状をした聴覚に携わる器官)に伝わって電気信号に変換されます。

内耳の奥には聴神経があり、電気信号はその聴神経を介して脳に伝わり、音が認識されます。

一般的に、難聴には3つのタイプがあります。

  • 伝音性難聴…音の伝わる過程が障害された状態。外耳や中耳に何らかの原因がある
  • 感音性難聴…音を感じとる機能が障害された状態。内耳に何らかの原因がある
  • 混合性難聴…伝音性難聴と感音性難聴いずれにもあたるもの

老人性難聴はこのうちの感音性難聴にあたります。耳の老化によって本来の音が脳に正しく伝わらず、聞き間違いなどが生じるのです。

2.老人性難聴の症状

老人性難聴の症状には次のような特徴があります。

  • 高い音が聞こえにくくなる
  • 言葉の聞き分けが難しくなる
  • 雑音の中から聞きたい音を選び出せなくなる

人が発する言葉の中にはさまざまな周波数の音が混ざっています。そのため、たとえ相手が大きな声で話していても、高い周波数の言葉は脱落してしまい、言葉の聞き分けが難しくなります。

また、自分の声の大きさが分からなくなるので、大声で話したり怒鳴ったりすることもあります。

老人性難聴が進行すると、言葉の聞き取りがより難しくなります。また、相手の話すことを何度も聞き返したり、複数人で行う会話についていけないことが頻発すると、人付き合いに自信をなくしたり、会話を避けたりするようになります。

自分だけが会話の内容が分からないと、疎外感やうつを招く原因となる可能性も考えられます。

3.老人性難聴の原因

老人性難聴の原因は、耳の中でも内耳におこった生理的変化にあるとされています。

  • 蝸牛にある感覚細胞の障害

蝸牛の中には音を感じとる有毛細胞(ゆうもうさいぼう)が無数にあります。加齢に伴ってこの有毛細胞が減少し、高い音を感じ取るのが難しくなります。

  • 蝸牛周囲にある血管の障害

蝸牛の周囲には、栄養を送る血管が多く走っています。この血管が動脈硬化などによって障害されると蝸牛に十分な栄養を送れなくなり、有毛細胞の機能低下を招きます。

  • 神経の障害

聴神経などに障害があると、たとえ蝸牛で音が電気信号へ適切に処理されたとしても、それが脳にきちんと伝わらず、音が認識されない可能性があります。

これらの状況には次のような因子が関係するとされています。

  • 騒音
  • 感染
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 薬剤
  • 食生活など

4.老人性難聴の一般的な対応

老人性難聴は、基本的に補聴器や人工内耳を用いて耳の機能を補っていく方法が多いです。

●補聴器

まず、聴力検査によってどの音域の聞こえにくさがあるかをはっきりさせます。そして、生活の状況を考えながら、ご自身にあった補聴器を選択していきます。

このデジタル補聴器は使用する人の難聴の程度に応じて調整が可能です。補聴器が拾った音はきめ細かく分析され、自然により近い音に感じられるような電気信号へと処理されます。そのため、にぎやかな場所でも相手の会話が聞き取りやすくなっています。

補聴器の形状はいろんなタイプがあり、耳の形や好みに応じて選択肢は広がってきています。

  • ポケット型
    音を拾うマイクロホンとレシーバーの部分が離れているタイプです。
     
  • 耳かけタイプ
    耳にかけて使用するタイプ。閉塞感を抑えた補聴器や、素材の工夫で目立ちにくい補聴器も登場しています。
     
  • 耳穴タイプ
    耳の穴にいれて使用するタイプで、目立ちにくいといった特徴があります。メーカーによっては形やカラーバリエーションも豊富になっています。

老人性難聴で補聴器を使用する際は、専門家へご相談されて、ご自身にあった適切な器具を選択することがとても大切です。

5.老人性難聴に対する当院の方針

当院では老人性難聴でお困りの方の為に以下の方針で改善を目指しております。

1.内耳の環境の改善

老人性難聴の場合、年齢等の影響によって、内耳のリンパ液に問題が生じていることが考えられます。張力改善のツボを刺激することにより、血流・リンパの流れを良くすることにより、老人性難聴の改善を目指します。

2.免疫力の改善

年齢を重ねることにより、免疫力が低下すると老人性難聴が改善しにくくなります。改善がなかなか進まない悪循環におちいることも多々あります。見逃しがちな点ではありますが、とても大切です。

3.自律神経のバランス

疲れ・ストレスなどにより自律神経の乱れが原因で老人性難聴が起こることも考えられます。自律神経のバランスを整えることは、老人性難聴の改善には大切です。

老人性難聴は「年だから」とあきらめる方が多くあります。しかしながら、原因を見つけて、しっかりと対応することにより改善には大切です。どうぞ一人悩まず、あきらめないでください。

患者さんの声 老人性難聴

これまで、まったく聞き取れていなかったJRのアナウンスが、理解できていることに!まだ日によって聞こえにばらつきがあるものの、以前のことを思うと夢のようです。

兵庫県神戸市垂水区 MKさん 60代 女性 会社員

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無事に定年を迎え、また新しい職場で頑張ろうとしていた矢先のことです。隣の席の人の声ですら、全く聞き取れない状態になりました。すぐさま病院へ行き、いろいろ検査したのですが、

  • 聞こえは障がい者レベルの一歩手前です。
  • 少し様子をみましょう。
  • それでも、聞こえないようであれば人工内耳の手術がある。

とのことで、薬も処方されませんでした。このときは、果たしてこのまま仕事を続けることができるのか…。それより今後の生活は大丈夫なのか、と不安でいっぱいでした。途方にくれているだけでは状況は改善しない。

何か行動しなければ。セカンドオピニオンしてみようか、いや漢方はどうか、といろいろネット検索し、たまたま見つけたのが横幕先生のホームページです。

しかし、このとき「鍼灸って膝や腰が痛いときのものでは」というイメージしかなく、ネットの情報を信じても大丈夫なのか…とかなり迷ったのですが、「症状があるという事は、原因が必ずあるはず。原因を見つけしっかり治療すれば良くなります。」という言葉を信じ、思いきって診察していただくことにしました。

ドキドキの初診だったのですが、身体の状況や疑問についてわかりやすく丁寧に説明していただき、フッと心が軽くなっていったことを覚えています。また、鍼灸治療は痛いのでは、熱いのではと心配していたのですが、身体が温かく軽くなり、とても心地よくて、自然とリラックスすることができました。

初診で手ごたえを感じ、その後も身体に様々な変化を感じていたものの、実はまだ、本当に聞こえは改善するのかなと半信半疑でした。でも、ある日、気がついたのです。これまで、まったく聞き取れていなかったJRのアナウンスが、理解できていることに!まだ日によって聞こえにばらつきがあるものの、以前のことを思うと夢のようです。

健康のありがたさを実感しています。自然と、笑うことも増えてきました。さらに、治療の中でも、忘れていた大切なことをたくさん教えていただきました。(例、しっかり睡眠をとりましょう)

頭では理解しているつもりでも、いざ実践となると、これがなかなか難しいのですが、生活習慣を見直し、もっと元気に、もっといっぱい笑えるように、頑張っています。これからも、まだまだお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

*個人の感想であり効果を保証するものではありません。

 

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